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Material Forward-ウェアラブル・テクノロジーはファブリックをどこまで進化させるのか【SXSW vol.2】

FASHION HEADLINE / 2015年6月12日 21時30分

アメリカやイギリスではスマートファブリックやウェアラブルデバイスやスマートファブリックの開発のサポートに特化した専門研究機関やエージェンシー、コーワーキングスペースが出来はじめている。彼らがファッションとテクノロジーを繋ぐブリッジ的機能を果たすことで、積極的にスマートファブリックを自身のクリエイティブワークに活用するクリエーターも出現している。

「Francis Bitonti」は、コンピューターを使ったデザイン手法で3Dプリンティングを使ったプロダクトをつくるファッションデザイナーだ。彼が制作したカッティングエッジなデジタルデザインのドレスは、スタイルアイコンのディータ フォンティース(Dita von Teese)が13年にニューヨークのACE HOTELのオープニングに着用したことで一躍有名になった。

■スマートファブリックがファッションのスタンダードになるために

スマートファブリックには、布地にどうやって電気的要素を加えるかという技術面に加え、それが着心地やファッション性を維持できるかという視点が求められる。技術面では電気伝導力のあるファイバー繊維の開発だけでなく、形状記憶合金、温度変化により色が変化するサーモクロミック塗料、洗えるバッテリーやチップなど、多岐にわたるアプローチがある。

スマートファブリックがファッションとして成立する品質やデザインを供えるためには、テクノロジー領域に長けたひとたちと、ファッションデザイナーやアパレル企業、繊維企業がひとつのチームとなるようなプロジェクトが数多くうまれることを期待する。

この原稿の校正をしていた5月の最終週の土曜日、スマートファブリックに関する、すばらしいニュースが飛び込んできた。Googleと「Levi's(リーバイス)」が共同で、スマートジーンズを開発するというものだ。しかもテキスタイルの開発リーダーは日本人、デニムの工場も日本という嬉しいニュースである。

>次回は、3Dプリンティングの出現によって、マスに普及するカスタマイズ。

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