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ザ・プール青山閉店の真相と、次なるプロジェクトとは? 藤原ヒロシの頭の中【INTERVIEW】3/4

FASHION HEADLINE / 2015年6月17日 17時0分

「ザ・プール」のディレクションを手掛けた藤原ヒロシ

2年目を迎え、突然発表された「ザ・プール青山」の終了宣言。期間ごとにテーマを変え、姿を変えるポップアップショップの究極の形態ながら、2年という時間の中でストーリーが完結するというのは、ハイスピードで動く東京スタイルの最たる例かもしれない。まだ何も考えていないと言いつつ、すでにその次の新しいアイデアに向けて、走り出しているように見える藤原ヒロシへのロングインタビュー第3回。

ーー「ザ・プール青山」を2年で終了することを発表されましたが、その理由は?

スタートから1年経ち、スタッフと話していた時に、マスに広げていくのであれば人材を増やして考えて行かなければならないし、3年目の方向性をどうしていくかという話をしていた場で、プールの役割はすでに達成したということで、一旦終わっても良いのではと言う意見が出ました。それで良いのなら是非やめましょうと(笑)。今回は僕からそれを提案したのではないことだけは言っておきます(笑)。それなら、また次の新しいことができるので。ただ、スペース自体をスクラップするわけではないので、あのスペースは何か違う活用を「JUN」さんが考えられると思います。

ーーザ・プールで出来ることはやりきったという感じですか?

一つやり残したことがあるんです。「ザ・プール」は当初から3つアイデアがあって、一つは今回のプールバー。もうひとつはモータープールです。駐車場の中でお店をやりたいというのが実現できていない。銀座で駐車場のなかに中華料理屋があるのですが、ああいうイメージの店。

ーー銀座8丁目の「帝里加(デリカ)」ですね。伊勢丹にも駐車場ありますが(笑)?

伊勢丹やらせてくれますかね? 車2台分くらいのスペースがあれば良いんですが。それが出来れば、そのときだけ「ザ・プール」は延長するかもしれません。

ーーそれは今回の「ザ・プール新宿」の計画以前からあったコンセプトなんですか?

はい。青山は本当にプールがあったから出来たのですが、地方に出店していく場合、本物のプールがある物件を見つけるのは難しい。それで古いビリヤード屋さんやモータープールでやることを考えていました。

ーー次の新しいことはすでに進めているのですか?

終了すると言っても「ザ・プール青山」はまだ1年間残っているので、まだ何も準備はしていません。ただ、次はコの字カウンターの店がやりたいとは話しています。以前アメリカを旅していたときに質屋(ポーンショップ)があって、コの字カウンターに金網が張ってあって、その向こうで商品が並んでいるというのが面白かったんですね。バーのようなスタイルですが、言えば時計とかを取ってくれるんですね。

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