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ファセッタズムがミラノで初の海外ランウェイ、TOKYOモードをレイヤードで【16SSメンズ】

FASHION HEADLINE / 2015年6月25日 15時30分

ファセッタズム16SSコレクション

ファセッタズム(FACETASM)が22日、ミラノのアルマーニテアトロで16SSメンズコレクションを発表した。2年前からスタートし、今回が9回目となるジョルジオ・アルマーニの若手支援デザイナーのプログラムとして招待されたもので、これまでアンドレア・ポンピリオ、ステラ・ジーンなどがこのステージでコレクションを発表。ミラノ在住のデザイナー以外では始めての海外在住デザイナー。ファセッタズムとしても初めての海外でのショーとなった。

客席のすぐ近くを歩くことで、ストリート感を出したというランウェイは一切装飾なく、アルマーニテアトロのラグジュアリーな会場を生かし、フラットな黒のフロアをライティングだけで、モデルが次々と歩くと潔い演出。

同ブランドの特徴でもあるレイヤードスタイルはシンプルに抑え気味。MA1やペースボールジャケット、ライダースのベスト、プルオーバーのトレンチコート、トレーナーなどのアイテムを、同ブランドのキーアイテムでもあるキルトパンツと合わせ、ハイソックスとスニーカー、サンダルでキャンパス風に。フリルやストリングスレースのディテールもファセッタズムらしいジェンダーレスな提案。色数や柄は抑えられ、極力押さえ込まれた表現で、ファセッタズムのコアな部分をピュアに表現した。

「これまで東京で見せてきたストリート視点でのモードをそのまま見せたかった、東京で見せるのとは気候も人種も持ち違うので、あえて、色やスタイリングもシンプルにした。レイヤードに関しては自分たちは小学生の頃からTシャツは2枚重ねの方がカッコイイと思ってきていたし、自然な思いをデザインしているだけ。春にパリで合同展示会に参加し、今回が初めてのショーで果たしてこれが海外どう評価されるのか楽しみ」とデザイナーの落合宏理。

text:ファッションヘッドライン編集顧問 野田達哉

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