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東京をベースに拡張するデザイナー、グエナエル・ニコラに聞く、日本のデザインの未来【Interview】1/4

FASHION HEADLINE / 2015年7月18日 19時0分

――本も香水もコミュニケーションのメディアということですね?

デザインはコミュニケーションが大事なのですが、世の中はどんどん速く小さくなってきており、文化の垣根もなくなってきています。そのため、一秒で情報を伝えるために、どういうデザインが必要かということを常に考えています。この香水ボトルは大人でも5歳の子供でも年齢に関係なく、世界中の誰でもが水滴の落ちるときの美しさだと分かると思います。すべての人が理解できるデザインを探さなければいけない。それは誰が写真に撮っても、雑誌などのメディアなどに載った情報を含め、編集しなくても伝わるものでなければダメだと思っています。そしてそのデザインの背景、コアなテーマがどこから来ているものかというプロセスが重要だということを、一緒にやっている若いデザイナーたちにいつも話しています。

――「“出会いの芸術”を探してきた」と本にもありますが?

デザインの仕事とは何かというと、インターフェイスを作ることです。それはプロダクトでも空間でも、人と人が出会うためにデザインをしています。私はリテールの仕事においてグジュアリーブランドの仕事もしていますが、ユニクロの仕事も以前からやっていました。ファッションという範疇では同じですが、空間デザインの何が違うのかというとそれは“出会い”です。


■interview & text:野田達哉

--次回(2/4)ではファストファッションとラグジュアリーブランドの空間をデザインする違いについて話を聞きます。

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