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ソウル・シンガーNao Yoshiokaが世界に飛翔する理由--「運命の人との出会いが新たなステージに導いてくれる」2/2【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2015年9月24日 21時0分

――特に、思い出深い楽曲はありますか

『Rising』の中だと、特に「Turning」という曲は自分にとって深い意味があります。この曲は、シャーマ・ラーズ(Shirma Rouse)、ブライアン・オウェンズ(Brian Owens)、ゴードン・チェンバースたちとのコラボレーションによって生まれた曲なのですが、「必然の出会い」について歌っています。

このアルバムをオランダでレコーディングした時にも、このメンバーでしか作れないものを作るために、私たちは必然的に出会ったんだと感じました。こうして、運命の人に出会っているからこそ、まだ誰も見たことのない景色を見ることが出来るんだと、私は信じているんです。

――音楽をやっていく中で運命を感じることはよくありますか?

ここ3年位、ずっとプランニングされた道を歩んでいるような感覚があります。運命で描かれたストーリーの中にいるような不思議な気分です。

今回のツアーでは、ニューヨークのブルーノートで歌わせて頂くのですが、きっかけは去年、ニューヨークのB.B. King Blues Club & Grillでライブした際、現地のレーベルの方が見ていて下さったことでした。その時、「Naoは、絶対ニューヨークのブルーノートでもやれるよ」って声をかけて頂いて。それまでアメリカでの活動に対して満足いく評価を得られていなかっただけに「やっと出会うべき人に出会えた」っていう思いでいっぱいでした。嬉しかったですね。

――今後の活動についても、お話頂けますか?

近々ヨーロッパでのライブも予定しているのですが、ヨーロッパにも忘れられない思い出があります。オランダで毎年夏に開催されるノース・シー・ジャズフェスティバルで、デビューする2年前の夏、飛び入りでステージに立って歌わせていただいたことがあるんです。その時は、デビュー前だったこともあって、沢山の人の前で歌う貴重な経験ができたことに感謝すると同時に「今ここにいるのは、絶対ここに戻ってくるためなんだ」って強く思っていました。

だから、これから控えているヨーロッパでのライブが終わった後には、「これは絶対運命だった」って、話しているんじゃないかと思います(笑)。

はにかみつつも、力強い口調で語ってくれたNaoさんの瞳に映っていたのは、すべてが必然だったと身を持って確かめている数年後の自身の姿。そして“その時”を迎えた彼女はきっと、次なる「帰るべき場所」に出会っているに違いない。

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