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マドモアゼル・シャネルとヴェネチアを結ぶ絆、サンマルコ大聖堂のシンボル獅子と星のモザイク

FASHION HEADLINE / 2015年12月10日 11時0分

シャネルが「ヴェネチア保護のためのフランス委員会」を支援し、サンマルコ大聖堂の獅子像とモザイクのペディメントを修復

シャネル(CHANEL)が「ヴェネチア保護のためのフランス委員会」を支援し、サンマルコ大聖堂の獅子像と、ゴールドの星が散りばめられたブルーのモザイクのペディメントを修復した。

最愛の恋人であるボーイ カペルを不慮の事故で亡くしたマドモアゼル・シャネルが、知人に連れられて訪れた街、ヴェネチア。8月19日しし座の下に生まれたマドモアゼル・シャネルは、獅子をシンボルとするこの街に吸い寄せられていった。獅子は宮殿のペディメントや扉、石造など、ヴェネチアの至るところで見ることが出来るモチーフであり、クリエーションの中でも、スーツのボタンやハンドバッグのクラスプなどにエンブレムとして繰り返し取り入れられている。

今回のサンマルコ大聖堂の獅子像とモザイクのペディメントの修復は、シャネルとヴェネチアを結ぶ深い絆によって実現された。何世紀もの間、大聖堂の正面の馬の像の上に君臨してきた獅子像は、金メッキされた銅のシートを金属のフレームに固定した、複数のパーツで構成されている。今回の修復では、それらを洗浄してやすりで磨き、金メッキコーティングを三層重ねて施し、最後にワックスの保護コーティングをした。

また、獅子像の後ろにある星モチーフを全面にあしらったモザイクも修復した。この修復作業では、塩分で劣化したモザイクの各ピースをひとつひとつ取り外して徹底的に洗浄。ダメージを与える物質を取り除いた。ブルーのテッセラタイル600個と、ゴールドのテッセラタイル200個が取り替えられている。

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