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伝説のアーティスト、セルジュ・ルタンスを知っていますか?

FASHION HEADLINE / 2015年12月10日 15時0分

セルジュ・ルタンスには色々な顔がある。その希有な存在と独特の世界観で生み出される色もに魅力的なのはもちろんであるが、多くの人が今真っ先に想うルタンスは、少なくとも私にとってはやはり魔術師とも思えるほどの香りのクリエーターであろう。

そんな彼を象徴的する六角形でデザインされた「ノンブルノワール」は、生産を中止している現在もなお問い合わせがあるという伝説の香りだ。

資生堂企業資料館に隣接する資生堂アートハウスで開催中の「香水瓶の世紀」展(後期)では、「ノンブル ノワール」をはじめ、セルジュ・ルタンスが手がけたフレグランスボトルが並ぶ。展示の中でも目を引くのは、1990年代半ばにフランスで発表された、通称「グラベ」シリーズ。ガラス彫刻の施された美しいコレクションだ。年に一度、30個限定で作られる幻の作品がガラスケースに納められた28種の作品群は古き良き時代の香水瓶を見るかのような優美な佇まいだ。

その芸術品のような作品の中の一つ「ラヴィエルジュドゥフェール / 鉄の百合」(50ml、1万3,000円・11月21日より数量限定にて発売)の香りが角ボトルで発売中。ゆりや西洋ナシ、白檀の香りが溶けあう日本未発売のミステリアスな香り「ラヴィエルジュドゥフェール / 鉄の百合」にルタンスの美のクリエーションとスピリットを存分に感じ取ることができるだろう。

「鉄の教義は処女を、処女はユリを必要としていました。この苦しみから掩蔽壕のような小瓶へ格納します。そこには作者が入っているのです」(セルジュ・ルタンス)

かつて、ルタンスは香りについてこんな話を言っている。「例えば宝石をつくるとき、まずはきれいに見えそうな原石を拾ってきて、それをカットしてさまざまなアセットをつくることによって最大限に輝きを出せる。これと同じようなことが私の香水のつくり方で、何のことはない」(セルジュ・ルタンス)と。そして、「ラヴィエルジュドゥフェール / 鉄の百合」にどのような輝きを与えたのか--香りという五感を揺さぶるクリエーションから感じる歓びに触れたい。


<問い合わせ>
ザ・ギンザ
TEL:0120-500824

<information>
■資生堂企業資料館
静岡県掛川市下俣751-1
TEL:0537-23-6122
入場料:無料
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし祝日・振替休日の場合は翌日)、夏季(8月中旬)、年末年始(12月末~1月初旬)、展示替えのための臨時休館(開館スケジュールはホームページまたはお問い合わせ下さい)
http://www.shiseidogroup.jp/corporate-museum/

---資生堂企業資料館について
創業120周年を迎えた1992年に開設。館内には、長い歴史の中で生み出された商品や宣伝制作物をはじめとする様々な企業資料を一元的に収集・保存するアーカイブ施設と、収蔵品の一部を一般に展示公開しているミュージアムとがある。創業から今日までの企業の歩みや商品パッケージ、ポスター、新聞・雑誌広告、テレビCMなどの広告関連資料、資生堂と日本の化粧文化の関わりなどについて紹介している。

■資生堂アートハウス
TEL:0537-23-6122
入場料:無料
休館日:月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日休館)
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
http://www.shiseidogroup.jp/art-house/

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