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三越伊勢丹が仏・国際展示会プルミエールクラスにレディスシューズで初出展

FASHION HEADLINE / 2016年1月13日 18時0分

東レの人工皮革を使用したシューズ

三越伊勢丹ホールディングスは1月22日からフランス・パリで開催されるファッション小物の国際展示会、プルミエールクラス(PREMIERE CLASSE)に初出展する。

今回、三越伊勢丹がプルミエールクラス出展するのは、婦人靴。ファセッタズム(FACETASM)やニューニュー(newneu.)など、注目のファッションブランドと協業したシューズや、東レ、クラレの最先端技術で開発された人工皮革素材を使用したシューズなどを展示する。

婦人靴の担当バイヤーは、プルミエールクラスに出展するにあたり「11年から自社プライベートブランドでは、川上に遡り一から事業者と婦人靴製作に取り組んできた。5年間試行錯誤を重ねる中で、日本国内に留まらずイタリアやスペインなどの作り手との関係が構築され、靴づくりのノウハウも蓄積されてきた。このタイミングでデザインや作りはもちろん、履きやすさにも拘ったメイド・イン・ジャパンの靴を世界のバイヤー達に見てもらいたい」と意気込む。

昨年10月の東京コレクションで、一足早く同社との協業で製作したシューズでランウエイに臨んだファセッタズム(FACETASM)とは、「ルックを完成させる上で欠かせないシューズでも、納得がいくクオリティのアイテムを作りたい。また、東京から新しい足元のスタイルを提案したい」という思いが共鳴し、16AWでも協業を継続していくという。

その他、TOKYO新人デザイナーファッション大賞のプロ部門の審査に合格した優れたデザイナーたちで構成される「CREATOR’S TOKYO」のブランドとも靴づくりを行うという。

また、東レやクラレの人口皮革を使った商品開発について前述のバイヤーは、「お客さまにいつも新しい商品を提案したいと考えた時、高い技術力をベースに開発された人工皮革は、風合いが革に近づいている点や、防水性、防汚性に優れている。靴に適した機能を備えていることに魅力を感じた。人工皮革という次世代の素材を使うことで、これからの未来を見据えた提案になれば」とコメントする。

年間約6万足のシューズを販売する伊勢丹婦人靴プライベートブランド。伊勢丹婦人靴では昨年からはOEM業もスタートさせ、16年にはADOグループ約5店舗への商品卸もはじめるという。自社で商品開発を行うメリットについて「ネットワークが広がったこともあり、業界のセオリーから逸脱していたとしても、フレキシブルにお客さまの要望に応えた靴づくりが出来ること。靴づくりに必要な知見を社内にも蓄積することが出来ること」を担当者は挙げる。顧客の声、デザイナーたちの声に応えながら成長した三越伊勢丹の婦人靴。次なる一手に注目したい。

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