20世紀を代表する画家サイ・トゥオンブリーの日本初写真展図録【NADiffオススメBOOK】
FASHION HEADLINE / 2016年5月5日 19時0分
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。
■『サイ・トゥオンブリーの写真―変奏のリリシズムー』
サイ・トゥオンブリー(1928-2011)は、絵画、彫刻、ドローイング作品で広く知られる20世紀を代表するアーティストのひとり。亡くなるまでのおよそ60年間にわたり写真作品も多くのこしており、このたび日本で初めての写真作品展「サイ・トゥオンブリーの写真―変奏のリリシズムー」が、千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館で8月28日まで開催されている。
彼が撮影した写真は、奇をてらったものでは決してなく、自身のアトリエにあるテーブル上の果物や花、旅行先での風景など、身近なものが被写体となっている。それらはポラロイドカメラで撮影されたのちに複写機で拡大し制作されているため、霞がかかったようなぼんやりした独特の色調と柔らかさを感じさせ、いつの間にか異界に入り込んでいたかと思わせるような詩的な雰囲気を湛えている。
本書は、写真作品のほかに同展に出品されている絵画、ドローイング、彫刻、版画作品も収録された充実した内容。日本では大変貴重な機会となる本展覧会とあわせて、ぜひ本書も手に取ってご覧頂きたい。
【書籍情報】
『サイ・トゥオンブリーの写真―変奏のリリシズムー』
発行:DIC川村記念美術館
ハードカバー/118ページ/280×240mm
発売日:2016年4月23日
価格:3800円
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