金氏徹平のパフォーミングアーツを川島小鳥らが“生”に捉えた記録集【NADiffオススメBOOK】
FASHION HEADLINE / 2016年5月12日 20時0分
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・清澄白河の支店、ナディッフ コンテンポラリィ(東京都江東区三好4-1-1 東京都現代美術館内)です。
■『金氏徹平の四角い液体、メタリックな記録 Tracing the Raw』
「パフォーミングアーツ」と「琳派」―ジャンルの横断性。そして、いま「ナマ」とは?―
2014年秋、京都国際舞台芸術祭の公式プログラムとして開催され好評を博した、現代美術家・金氏徹平による個展「四角い液体、メタリックなメモリー」。出展作品や、そこで行われたパフォーマンスの様子を梅佳代、川島小鳥、パトリック・ツァイら5名の写真家が撮影し、記録集として発刊された本書。
これまでに岡田利規やシアターカンパニーの舞台芸術を手掛けてきた金氏が、「パフォーミングアーツ」と400年記念事業も兼ねた「琳派」という関係性の薄い2つのテーマに挑戦した。横山裕一らが「風神雷神図」をトレースしたライブペインティング、オオルタイチが風神雷神に扮して演奏した音楽ライブなど、空間全てを舞台芸術として捉え構築してゆくその過程は「コラージュ的な手法の延長、もしくは新しい彫刻の概念に基づくものであるというほうが近い」と金氏は言う。
また、パフォーミングアーツをあえて本にまとめ、その空間にいなかった多くの人の目に触れることで、「ナマ」である、「現場」にいるという意味や価値をあらためて問う。金氏の大胆な試みはいかなるものだったのか?ライブ感溢れる写真と共にぜひ目撃してほしい。1冊ずつ異なる“生”らくがき付き!
【書籍情報】
『金氏徹平の四角い液体、メタリックな記録 Tracing the Raw』
著者:金氏徹平
撮影:梅佳代、パトリック・ツァイ、川島小鳥、西光祐輔、守屋友樹
発行:HapPenings
92ページ/210×258mm
言語: 日本語、英語
発刊:2016年3月5日
価格:1,852円
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
本物かと思ったら…… “予想外の方法”で完全再現された「風神雷神図屏風」、その“まさかの正体”に9.4万いいね 「ヤバすぎる」「拡大してようやく」
ねとらぼ / 2024年9月20日 12時0分
-
あの、5年ぶり写真集 週間売り上げジャンル別で1位を獲得 撮影は川島小鳥が担当
日テレNEWS NNN / 2024年9月13日 23時10分
-
あのちゃん、5年ぶりの写真集が1位 新潟・佐渡島で撮影【オリコンランキング】
ORICON NEWS / 2024年9月13日 4時0分
-
あの、体重初公開の理由 写真集撮影は「全く絞らず参加」【あの写真集 あの在処】
モデルプレス / 2024年9月4日 20時27分
-
『イナズマロックフェス』タイムテーブル発表
ORICON NEWS / 2024年8月27日 18時0分
ランキング
-
1「令和のコメ騒動」不足解消でも楽観できない事情 人口減少社会で「農地改革」が進まない本当の理由
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 8時0分
-
2高齢者のダイエットは危険!実は寿命を削ってしまう可能性もあることが判明
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月19日 11時0分
-
3日系企業、社員の一時帰国容認も=邦人に募る不安―中国・男児襲撃事件
時事通信 / 2024年9月19日 21時1分
-
4JR貨物、不正を起こした「不適切な風土」の深層 データ不正が「現場の知恵」と化していた可能性
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 8時0分
-
5都営大江戸線なぜ「うるさい」? 建設後押しの“2大特徴”が騒音の原因に ただし改善も進行中
乗りものニュース / 2024年9月20日 7時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください