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“倫理が欠けた世界”を描くクレオン・ピーターソンの日本初個展がディーゼルアートギャラリーで開催

FASHION HEADLINE / 2016年5月22日 20時0分

争う者達を単色で描いた作品

世界で活躍するペインターのクレオン・ピーターソンによる日本初個展「Into the Sun」が、5月27日から8月12日まで東京・渋谷のディーゼルアートギャラリー(DIESEL ART GALLERY)で開催される。

クレオン・ピーターソンは、ロサンゼルスを拠点に世界中で活躍するペインター。変動する現代社会構造の中、権力と服従の間で起こる闘争の象徴である争う者達を単色で描いた作品を製作している。その反ユートピアなシーンは、哲学者トマス・ホッブズが人間の自然状態を定義するところの「万人の万人に対する闘争」を思い起こさせる。行き場をなくした者が破壊行為、セックス、宗教、ドラッグにうつろな喜びや意義を感じる様が、「法を破る者と強要する者は同一であるというグレーな世界で、個人の権利優先で倫理が欠けた世界」として描かれた。

今回開催される展覧会では、巨大作品を含む10作品以上の新作ペインティングを中心に展示。日本未発表の作品集も販売される。作品を通して、新たな現実、人間が争いと無秩序によって引き裂かれる世界を探求する。

【イベント情報】
「Into the Sun」
会場:ディーゼルアートギャラリー
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti地下1階
会期:5月27日~8月12日
時間:11:30~21:00
入場無料
休館日:不定休

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