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銀座メゾンエルメスで「奥村雄樹による高橋尚愛」展開催、70年代NYのアートシーンを蘇らせる

FASHION HEADLINE / 2016年6月1日 20時0分

Memory of No Memory, Hat Piece|1973|和紙にクレヨンと鉛筆|各 65 x 98 cm|11 枚 Memory of No Memory, Hat Piece|1973|Crayon and pencil on Japanese paper|65 x 98 cm each|11 drawings

アーティストの奥村雄樹が高橋尚愛を巡る展覧会「奥村雄樹による高橋尚愛」展が、6月4日から9月4日まで東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムで開催される。

同展は、美術史の再訪や他者の作品解釈などから出発するプロジェクトにおいて、作者性や協働といった今日的なアートの問題意識をベースに活動している奥村雄樹と、ミラノでルーチョ・フォンタナ、ニューヨークでロバート・ラウシェンバーグのアシスタントを務め、両者とのコラボレーションによる作品も手掛けていながら、その活動は歴史に埋もれていた高橋尚愛による展覧会。奥村雄樹は当時、アントワープの伝説的な画廊、ワイド・ホワイト・スペースにて行われた高橋尚愛の資料を見つけ、好奇心の赴くままにリサーチをスタート。当時のギャラリストの協力や高橋本人との出会いを経て、これまでにブリュッセルや東京、アムステルダムでの展示において、高橋尚愛を注釈し、代理し、協働する試みを繰り返してきた。

今回開催される展覧会では、ジャスパー・ジョーンズやゴードン・マッタ=クラークなど22名のアーティストに依頼し、記憶だけを頼りにアメリカの地図を描いてもらった高橋尚愛の初期作品や、奥村雄樹が高橋としてインタビューに答える映像作品などを展示。ふたりのアーティストの交流によって見出され、生み出された作品群を通じて、現在進行形のひとつの美術史の在り方を探る。

【イベント情報】
「奥村雄樹による高橋尚愛」展
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階
会期:6月4日~9月4日
時間:11:00~20:00(日曜日は11:00~19:00、入場は閉場の30分前まで)
入場無料

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