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パリから凱旋。日本橋三越でパリ・メゾン・エ・オブジェ2016出展の国内メーカーが一堂に

FASHION HEADLINE / 2016年6月4日 17時0分

「メゾン・エ・オブジェ凱旋展」会場の様子(日本橋三越本店本館1F中央ホール)

ミラノサローネと並びパリで開催される世界的なインテリア・プロダクトデザインの総合見本市パリ メゾン・エ・オブジェに今年1月に出展した日本ブランドの凱旋企画展が6月1日より日本橋三越本店でスタートした。

同展は日本で唯一公式にパリのメゾン・エ・オブジェより冠の使用を認められているイベントとして、昨年10月に第1回凱旋展を開催。2回目となる今回は本館1階ホールと本館5階リビングフロアで行われ、日本の伝統技法、繊細な技術をモダンなデザインで表現し、パリでも高い評価を得た日本のライフスタイルブランド16社1団体がポップアップで紹介されている。1階ホールは7日まで、5階は6月28日まで開催される。

前回に引き続き、京都とミラノにデザインスタジオとショップを持つスフェラ(SFERA)が1階と5階の両フロアで展開。ドイツにアトリエを構える名古屋の有松絞りをベースにしたプロダクトを展開するスズサン(SUZUSAN)も引き続き出店。重要文化財の指定を受けたフランス産赤斑大理石とイタリア産卵黄色大理石を張りつめた1階中央ホールで、新しい日本のイメージを担うデザインプロダクツが天女像を背景に並んだ。

1階同ホール(7日まで開催)ではミラノサローネやフランクフルトのアンビエンテなどの国際見本市でも高い評価を得ている”組子”の技法をを小箱やオブジェなど立体で表現した新潟上越市の猪俣美術建具店のKinomo、彫刻家の高橋靖史氏が手掛けJR九州のななつ星のドアハンドルとしても使用されている木製ドアハンドルのブランド・すがたかたち、秋田の丸松銘木店の職人による編み込みの化粧板ALMAJIRO、色紙を合板に挟み込むことで美しいストライプの木口を実現した北海道の滝口ベニヤのペーパーウッドといった木工ブランドと共に、ファニチャーラグのZAPPETO、創業100年を超える京都・川並鉄鋼の切削加工技術をデザインに応用したメタルアートMETALSPICE、毛先にナノミネラルコーティングを施すことにより水だけで磨けるという歯ブラシMISOKAを開発した大阪箕面の夢職人のブースを設置。パリ以外では国内で初めて一堂に会し、実際に商品も販売されている。

また本館5階ギャラリー・ライフ・マイニングでは、ニューヨークで高い評価を得ている布のテクスチャーをセラミックで表現したテーブルウェアを制作するOVOセラミックス、淡路島のお香と播磨のマッチというそれぞれの老舗がコラボしたお香hibi、鳥取の伝統的手漉き和紙技術を背景にモダンなランプシェードなどで提案する谷口・青谷和紙、新潟・燕市のカトラリーなどを手掛ける青芳製作所、1891年(明治24年)創業の手刷り木工版画の老舗、京都の竹笹堂、光学ガラスを使った祈りの道具FROM NOWHEREを開発したカドミ光学、“はがせる” 水性塗料のマスキングカラーなど、自社の技術を現代の生活に向けて開発する老舗のメーカーの注目商品が並ぶ。

また、同エリアでは江戸切子や東京七宝、江戸更紗、江戸指物、江戸銀器、染工、木版、組紐、刷毛、御簾、網代編みなど東京の伝統工芸品を世界に発信するプロジェクト「東京手仕事」の製品も展示販売されている。

Text:野田達哉

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