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「自己」になることを許された服こそが“感覚する服”。ウェディングドレスデザイナー松居エリ--2/2【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2016年6月21日 20時0分

ーー6年掛かりの集大成はまさに永久保存版といった感じですね。展開図としての服のパターン、独自の衣服造形設計論など詳細に説明を加えたページもあります。同書を通して伝えたいこととは何ですか?

特に若い世代の人たちに読んで欲しいなと思っています。手書きの図や小さな文字で事細かに説明を書いたページは服創りの基礎を伝えられればと思い構成しました。既製品ではなく、オートクチュールやウェディングドレスのような体に密着する服、一人の女性のために生まれる服の創り方の指南書であり、それがまた既製品の服創りに活かされる…というような。以前、東京造形大学で特任教授をしていて、「教えるというのは学ぶこと」とは、本当だなと思いました。教科書に描かれているようなメソッドも大切ですが、それだけではなく、基盤となるものや考え方や女性の体の捉え方を伝えたいです。詳細に書き過ぎて文字が小さくなってしまったページもありますが(笑)、ファンションや造形、ものづくりを学んでいる人にとって何か参考になれば。そして思考と感覚が重なり合って、圧倒するような造形美が生まれるということを伝えたかったのです。(思考することを昔の私のように恥じないで欲しいのです。)

ーー最後に、今進行中のコラボレーション企画などあれば少し教えて頂けませんか?

図学系、アート系、映像系、デジタル系、工学系の教授たちと一緒に、生命体のような服創りをしてみたいねって話し合っています。まだ詳細は秘密なんですが、私自身もワクワクしながら進めていますよ。発表の時を楽しみにしていて下さい!

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