1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

うずらの卵がアクセサリーに!確かな技術と独創性が織りなす世界--清水政紀【ファツションの“未来”たちに聞く】

FASHION HEADLINE / 2016年9月29日 19時0分

ーー作品作りでトレンドを意識することはありますか?

トレンドは変わっていくものだから、あまり関係ないのかなと思っています。今の時代って、トレンドとして大まかな方向性があったとしても、一人ひとり違うものが好きと主張できる時代だと思うのです。だからこそ、“個人の好み”を追求していきたいですね。ビジネス的にはたくさんの人に身に付けてもらいたいですけど…。僕の尊敬するジュエリーデザイナーのジョエル・アーサー・ローゼンタール(注1)のように、個人のため、1点ものに拘った作品作りができたら理想的だとは思います。

ーーITSでファイナリストに選出された作品『Quail Egg』の構想を教えてください。

モチーフにした“うずらの卵”は誰でも知っているけど、まだ誰もジュエリーにはしていないし、ジュエリーとして大きさがちょうどいいと思って決めました。ITSでファイナリストにノミネートされた作品ではうずらの卵をモチーフにしたネックレス、解放区ではイヤリングを出品します。この作品では、本物のうずらの卵に穴をあけて中身をくり抜き、割れないように丁寧にコーティング加工をしています。この技法を確立するまで、家の近くのスーパーでうずらの卵を大量に買い占めて、相当な数のうずらの卵を割りましたよ(笑)。

これまではコンテストに出品する目的だとか、誰かのために制作していましたが、今回初めて“売る”ための作品を作ったのでドキドキしますね。どんな反応があるか気になりますが、あまり他人の評価を気にし過ぎると萎縮してしまうので、そのあたりは売れるといいなぁくらいに思っています。


TOKYO解放区でのポップアップにあたり、はじめて“売るため”の作品を作ったという

9月27日からはじまる伊勢丹新宿店本館2階=TOKYO解放区でのポップアップショップ「ITS@TOKYO解放区」では、清水さんの『Quail Egg』を展示し、ポップアップショップに合わせて制作した新作であるうずらの卵をモチーフにしたイヤリングを販売する。匠の技と独創的なモチーフ選びが織りなすアクサセリーを見て、身に付けて、あなただけの1点として出会えたら幸いだ。

注1)N.Y.に生まれ、パリのヴァンドーム広場に自分のメゾンを持つジュエリーデザイナー。その作品はほとんどが1点もので、自分の認める限られた顧客のみに販売するスタイルを貫いている。マドンナやグウィネス・パルトローといったセレブ達を顧客に持つ。

【イベント情報】
タイトル:ITS@TOKYO解放区
会期:9月27日から10月4日
会場:伊勢丹新宿店 本館2F=センターパーク/TOKYO解放区

【デザイナーアピアランス】
■9月27日 中里周子・清水政紀・時澤知菜実
■9月28日 時澤知菜実
■9月29日 片貝葉月
■10月1日 清水政紀・時澤知菜実
■10月2日 村上亮太・清水政紀
■10月4日 清水政紀・時澤知菜実

※都合により、来店スケジュールは中止または変更になる場合がございます。
また、時間帯により不在の場合がございます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください