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ヴィンテージファッション好き必見!パリのショップオーナーが薦めるヴィンテージショップ3選

FASHION HEADLINE / 2016年11月7日 21時0分

店内にはカラーごとにアイテムが並べられてる

パリを訪れてヴィンテージショップに立ち寄らないなんて、築地に行って魚を食べないようなもの!洋服文化の礎を築いた国には、素晴らしいお宝が今もたくさん眠っているのだから、絶対に見逃すべきではない。

なかでも、パリのベストヴィンテージストアと呼び声が高いのは「サンクス・ゴッド・アイム・ア・ビップ(THANX GOD I’M A V.I.P)」。DJとしての顔を持ちながら、洋服にも豊富な知識を持つオーナーシルヴィー(Sylvie)が同名のお店をエティエンヌ・マーセル(Etienne Marcel)に1994年にオープンさせたのが全ての始まり。




センスの良さと音楽性の高さから、モード、メディア、音楽界など時代を率いたクリエイターたちに愛される人気のスポットとなった。しかし音楽が先行し過ぎた状態に嫌気がさしたシルビーは、本来のヴィンテージストアの形を取り戻すべく、場所をサンマルタン近くの現在のお店に移転し、イベント主催者であり洋服を愛するアムナエ(Amnaye)(夫)をオーナーとして迎え入れ、今に至る。


店内にはインスピレーションを掻き立ててくれるアイテムが並ぶ

店内には世界中から集められたヴィンテージアイテムがカラー毎に美しくディスプレイされている。「プレタポルテ(既製品)が登場する70年代以前のアイテムは、ハンドメイドのオートクチュールでこの世に一つしかない逸品です。縫い目やテイラリングを見てもらえば一目瞭然」。ブランド、ノーブランドに関わらず“いい洋服”の本質を重視している彼らのこだわりがうかがえる。リアルに日常で着られるカジュアルなアイテムから奇抜なデザインの特別な一着まで、ジャンルは幅広い。いくつもの時代や国境を超えて、今この瞬間パリで出逢えた運命のアイテムは、時にどんなに高価なシャネル(CHANEL)のバッグよりもラグジュアリーな気分に浸らせてくれるものだ。

開店当時は約200平方メートルだったスペースが、今では約400平方メートルほどの広い店舗に。店奥にはカフェスペースが新しく併設され、アンティーク食器の扱いも始めた。自社ブランドのアイテムもまもなく販売される予定で、“現状維持は衰退”と言わんばかりに常に前進を続けている。二人のマルチな才能を活かして、今もなお多くのクリエイターに創造力とインスピレーションを与える存在。


店内ではアンティーク食器も取り扱う

とはいえ日本からパリへ頻繁に行けるわけではないし、彼等のこの空間をシェアするのは少し先になってしまうかもれない。そんな人も幸いなことに、iPhoneとAndroidの無料アプリ「サンクス・ゴッド・ラジオ(THANX GOD RADIO)」で彼等が作る音楽を視聴することは可能!音楽を通して彼等の世界観にぜひ触れてみて欲しい。世界中どこにいてもインターネット1つで良い物を共有することができるなんて、なんて便利な時代なんだろう。神様ありがとう!Thanx God!

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