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バランス感覚を取り戻す、フラワーエッセンスってなんだろう?--vol.2【フラワーエッセンス】

FASHION HEADLINE / 2017年1月2日 11時0分

バッチ博士考案の「バッチフラワーレメディー」が収められた木製ボックス

日々の慌ただしさからしばし開放され、一息つけるお正月。そんな1年のはじまりは、自分の体、そして心と向き合うべきタイミング。なぜか優れない体調を、今年はより自然に、植物の力を借りて整えてみては?ライフスタイルコーディネーターとして活躍する山藤陽子さんに、自然のエネルギーを体内に取り入れて心と体を癒す、フラワーエッセンスについて解説してもらいました。


■フラワーエッセンスとは

フラワーエッセンスとは、1930年代にイギリスの医師、エドワード・バッチ(Edward Bach)博士が考案した自然療法。日向でさんさんと太陽を浴びる木があれば、日陰にそっと生える花もある。博士はこの自然界に自生する植物の個性に着目し、そのエネルギーの波動を人体に取り入れることを考案しました。

水蒸気蒸留法などで植物の香りやエッセンスを抽出したエッセンシャルオイル(精油)や、ドイツで開発された同種療法のホメオパシーなどと混同されることもありますが、フラワーエッセンスはそれらとまったく異なる自然療法です。作る方法は太陽法(サンメソッド)と煮沸法(ボイルメソッド)があり太陽法は植物を水に浮かべ、それを太陽に照らすことで植物が持つエネルギー(気・波動)を水に転写します。これがマザーティンクチャーと呼ばれる母液であり、それをブランデーに落として保存したものがフラワーエッセンスとなります。

フラワーレメディーは、38種類の植物を基本とするバッチ博士考案の「バッチフラワーレメディ」や、69種類もあるオーストラリア発祥の「ブッシュフラワーエッセンス」など世界各国に普及しており、フラワーレメディーの素材にする植物はその国や地域により異なります。使う人の持つネガティブな思考に陥りやすいもともとの性格や、直面している仕事や私生活の悩みの改善に必要とされる植物のポジティブな波動を取り入れて、誰もが持っているバランス感覚を穏やかに取り戻し、自身を良い方向へ導いていくのがフラワーエッセンスの特色です。


バッチ博士が考案した「バッチフラワーレメディ」のカード。このカードからもインスピレーションを得て、自分のコンディションにあったフラワーエッセンスを選んでいきます

次回は、具体的なフラワーエッセンスの使い方をレクチャー。「新年に掲げたビジョンに向けて、心と体を応援してくれるフラワーエッセンス」を紹介します。

【プロフィール】
山藤陽子/ライフスタイルコーディネーター
「気持ちいいこと」をテーマにブランドコンサルティング、オーガニック製品の商品企画開発、香りのブレンドなどを手がけるかたわら南青山のライフスタイルショップ「フェティッシュ(Fetish)」のディレクターを経て、「ヨーク(YORK.)」を立ち上げる。南青山にハイツ(HEIGHTS)をオープン、現在に至る。

参考文献:ニールズヤード式フラワーエッセンスLesson(河出書房新書)

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