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ディオール オム、蘇るティーンエイジのアティチュード【2017-18秋冬メンズ】

FASHION HEADLINE / 2017年1月22日 9時45分

ディオール オム2017-18秋冬コレクション

クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)によるディオール オム(DIOR HOMME)は1月21日、パリ市営のテニスコートからグランパレに会場を替えて2017-18年冬コレクションを発表。

80年代後半から世界的なムーヴメントとなったレイブや、90年代のハードコアテクノ「ガバ」といったクラブカルチャーなどにイメージを求めた。ただノスタルジックに表現するのではなく、ディオール オムらしいラクジュアリーかつ新しい素材とクチュールのテクニックを用いてモダンに、そしてフレッシュに仕上げている。

襟に使用されるハ刺しの糸を垂らしてフリンジにしたジャケットや、バゲットビーズのようなスタッズを施したジャケット、色糸をフリンジ状に垂らしたファブリックのスーツなど、目を凝らして眺めるべき素材使い。

テーラリングとストリートウェアの融合もクリス・ヴァン・アッシュの得意とする領域で、新しいキーワードとなった“HARDIOR”の文字をあしらったキャップやアクセサリー、フード付きスウェットなども登場。ディオール オムらしさを保ちつつ、美しい呼応を見せた。

黒を基調にしながら、赤、白、ジェイド風のグリーンなどを差し色にし、後半はオレンジをメインカラーに使用。ムッシュ・ディオールのポートレートを画像処理したプリントTシャツや、ダン・ヴィッツによるペインティングをプリントしたシリーズなど、目を引くアイテムが多数登場。特に総スパンコールのジャケットは、スパンコールを固定する糸を手染めしてダン・ヴィッツのペインティングモチーフを描いたもので、このメゾンでしか成し得ない逸品となった。

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