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ファイルに綴じた山本耀司の創作エネルギー、「画と機 山本耀司・朝倉優佳」展図録【NADiffオススメBOOK】

FASHION HEADLINE / 2017年1月26日 21時0分

『画と機 山本耀司・朝倉優佳』

木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、『画と機 山本耀司・朝倉優佳』。東京・新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)によるご紹介です。

■『画と機 山本耀司・朝倉優佳』

本書は日本のファッションデザイン界を牽引する山本耀司の魅力と本質に迫る、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の展覧会の公式図録である。

若手画家の朝倉優佳の作品を交えて、二次元から三次元へ自在に表現が巡らされる展覧会会場は、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)を知るファッション好きはもちろん、アート好きも引き込まれる刺激的な展示空間となっている。

一方、図録は山本・朝倉の絵画作品を中心に構成されているため、ページを走る山本の筆使いに新鮮な驚きを覚える人もいるだろう。こちらでは空間演出から離れて一枚一枚の作品にじっくり向かい合うことができる。作品の他には、両名のインタビュー、展覧会タイトルの「画と機」(「画」は絵画を、「機」は「はずみ」や「機会」「機織(服)」を意味する)の名付け親である編集工学者の松岡正剛、そして『GQ JAPAN』編集長の鈴木正文による解説も収録されている。

ページごとに、さまざまな異なる種類・判型の紙が使用されており、製本形式も従来の展覧会図録にはないファイル綴じ。一見、黒くすっきりとしたシンプルなファイルだが、その中には、山本耀司の40年という円熟したキャリアを経てもなお尽きることのない創作へのエネルギーが閉じ込められている。

なお、展覧会「画と機 山本耀司・朝倉優佳」は3月12日まで東京オペラシティアートギャラリーで開催されている。

【書籍情報】
『画と機 山本耀司・朝倉優佳』
出版社:東京オペラシティアートギャラリー
言語:日本語・英語
ファイル綴じ仕様/72ページ/320×250mm
発刊:2016年12月
価格:2,593円

【展覧会情報】
「画と機 山本耀司・朝倉優佳」
会場:東京オペラシティ アートギャラリー 3Fギャラリー1、2
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
会期:12月10日~17年3月12日
時間:11:00~19:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)
料金:一般1,200円、高大生800円、中学生以下無料
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、2月12日

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