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自身のヘリテージを再構築、ロンドン80sをシンプルに総括したニール バレット【2017-18秋冬メンズ】

FASHION HEADLINE / 2017年1月30日 21時0分

ニールバレット2017-18年秋冬コレクション

ニール バレット(NEIL BARRETT)の2017-18年秋冬コレクションが1月15日、ミラノで行われた。自身のアーカイブの再構築を図った今回のコレクションは、初めてウィメンズを同時に発表。ドロップショルダーでオーバーサイズののトップスにスリムなボトム、細身のジャケットにはワイドシルエットのボトムスと、同ブランドのシグニチャースタイルをベースにまとめ上げた。

同ブランドの重要なヘリテージである伝統的なテーラードジャケットには、サイドにラインの入ったウールのトラッキングパンツが今シーズンの代表的スタイル。裾のサイドにはスナップボタンが施されており、80年代にID誌、FACE誌といったストリートマガジンで活躍したクリエイティブ集団バッファローのスタイリングを、同時代を経験したニールらしい再解釈で提案。

コートにオーバーレイされたダウンジャケットや、シングルジャケットなどの代表的なフェイクレイヤードのスタイルは健在で、黒をベースにイエロー、赤、オレンジを効果的にミックス。テーラード×スポーツのスタイリングはウィメンズも同様。ウール、カシミア、ビスコースウールギャバジン、フランネルのチョークストライプと高密度ナイロンとの組み合わせが、美しい光沢とシルエットを生み出しており、インターシャのモヘアも、ロックテイストでスタイリッシュなアイテムに仕上がっている。

ショーのオープニングにはキュア(The Cure)の「ア・フォレスト(A FOREST)」、エンディングにスージー&バンシーズ(Siouxsie & the Banshees)の「ハッピーハウス(HAPPY HOUSE)」といずれも1980年に発表された曲を使用し、自身のカレッジ体験とともにブランドを総括。スージー&バンシーズのツアーイメージを使用したアイテムは新たな話題を集めそうだ。

Text: 野田達哉

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