110年の歴史を誇る九谷焼「錦山窯」、メゾンエ・オブジェ出展の新作を新宿伊勢丹にて国内初お披露目
FASHION HEADLINE / 2017年3月1日 14時0分
九谷焼「錦山窯(きんざんがま)」の新作展が3月1日から14日まで、伊勢丹新宿店本館5階=キッチンダイニング/和食器にて開催される。
17世紀に加賀藩の御用窯として発展した九谷焼は、五彩を駆使した色絵や金彩をあしらった金襴手など、絢爛華麗な絵付が特徴。なかでも、石川県の「錦山窯」は金彩の技法に秀でており、金襴手、釉裏金彩、色絵金彩など、金を使った絵付を得意としている。
今回お披露目される新作は、今年1月にパリで開催された欧州最大級のインテリアデザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ」で高い評価を得た「華鳥夢譚(かちょうむたん)」と「ミロク」。「華鳥夢譚」は、錦山窯がこれまで受け継いできた伝統技法や意匠を詰め込んだ“標本”をイメージしたアートピース。グラスや鉢を積み上げたようなユニークな造形には、伝統工芸と現代生活が交わることにより、豊かな気分が生まれるようにとの願いが込められており、一つひとつを重ねることで空間に変化をもたらし、また、並べた時にはテーブルを賑やかに彩るようにバリエーションを持たせている。
「ミロク」は、弥勒菩薩(みろくぼさつ)にちなみ、小壷の香りで人を幸せにしたいという願いを込めて命名された。「ミロク塗香」は、古くから身を清めるものとして受け継がれてきた塗香を、旅先でも楽しめるようと考えられた携帯用のフレグランスアイテム。天然高木のチップが入った「ミロク香壷」は、ホームフレグランスとしてリビングやベッドサイドに置いて香りを楽しむことができる。いずれも、現在ではあまり使われなくなった「テレピン叩き」という伝統技法を用いた色で展開され、金箔を使う金襴手という技法により繊細な模様が施されている。
なお、3月4日、5日、11日、12日の14時には錦山窯アートディレクターの吉田るみこ氏を招いて、新作の楽しみ方を提案する予約制のイベントが開催される予定。
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