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暗闇で明らかになる本当の意味。スペインのデザインスタジオによるミューラルアートプロジェクト

FASHION HEADLINE / 2017年3月2日 22時0分

「Unawareness」Romania 2016

今や世界中のいたるところで見られるミューラルアートだが、スペイン・バルセロナに拠点を置くデザインスタジオ、リスケート・アーツアンドクラフツ(Reskate Arts & Crafts)はその中でもオリジナリティー溢れるシリーズ「HARREMAN」を展開中だ。

街の公共の建物や壁に白っぽいインクで動物などのシルエットだけを描いた、極めてシンプルな作品たちで構成されるシリーズだがそのままでは作品の半分すらも楽しめていないという、仕掛けがあるものだ。夜になり真っ暗闇になると昼に見えたシルエットの内部や周りに別の絵柄が青緑色に光り浮かび上がって、完全に別の作品へと変化を遂げる。

制作は白いプラスチック塗料でシルエットを完成させてから、内部に蓄光塗料でもうひとつのデザインを描いて作り上げている。蓄光塗料の効果を存分に発揮させるため、完全に暗闇になる場所を選ぶのが重要だそうだ。作品の前にハロゲンライトを設置し、光を10分ほど浴びさせて暗くなるのを待つという。

現在、「HARREMAN」プロジェクトの三つの作品がスペインとルーマニアの街中で公開されている。それぞれにメッセージが込められているそうで、例えばウサギのデザインの作品には、スペイン語の「asombrar」(驚き)の語源である「sombra」(驚き)を組み合わせ、先にコンセプトであるウサギを見せた後に影絵をする手のデザインを浮かび上がらせ驚きを与えるなど、その背景も興味深い。プロジェクトの「HARREMAN」という名前はバスク語で「交友」という意味で、言葉の語源や思い起こすものなどを表現しそれと交友することを表現するプロジェクトとして創案された。




リスケート・アーツアンドクラフツはこれらの蓄光塗料を使用した作品だけでなく、カラフルなものも得意としておりバルセロナの街中ではその作品たちも見る事ができるそうだ。

※本記事は (引用元: http://www.reskatestudio.com/) に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。

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