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イサ・アフェン、着飾る私たちを隠喩的に表現【2017-18秋冬ウィメンズ】

FASHION HEADLINE / 2017年3月5日 20時0分

イサ・アフェン2017-18年秋冬コレクション

2月21日イサ・アフェン(Isa Arfen)が2017-18年秋冬コレクションをプレゼンテーション形式で発表した。

2011年にデザイナーのセラフィーナ・サマ(Serafina Sama)が設立した、ロンドンに拠点を置くブランド。当初はサマードレス中心の小さなコレクションをプライベートセールスで販売するところから始まった。伝統とモダンの折衷的アイディアをコンセプトに、グラマラスでウェラブルなコレクションはシーズンを追うごとに拡大している。

今季のコレクションを製作する際浮かんだキーワードは「アイデンティティと変装、異なる顔とマスク」だと語り、服、メイク、ヘアを飾って自身を磨こうとする私たち自身に着目したという。それは個性を出すための手法のようで実は、その他大勢の中の一人に同化してしまうということを揶揄する。

ガーリッシュなカットとフリルで甘さを表現したかと思うと、メンズのスーツ生地に用いるヘリボーンを引用したマスキュリンなパンツが登場。アシンメトリーやクロップド丈のテーラードジャケット、左右で色が異なるシルクのパンツ、ロマンティックなチュールドレスにはパンツを合わせるなど、一筋縄ではいかない意外性に富んだデザイン構成だ。シャーロット・オリンピア(Charlotte Olympia)と共同製作したフラットシューズが全ルックの足元を飾った。

終盤に登場した、ロンドンベースのプリントデザイナー、ヘレン・ブロック(Helen Bullock)が描いたひし型プリントは、欧米では神話に登場する道化師の衣装とされている。ずる賢く、場をひっかき回すが、いつも人気者。ヴィヴィッドなカラーで目を引き、コレクションテーマが隠喩的に表現されていた。

プレゼンテーション会場にはファッション関係者が多くつめかけた。ブランドの注目度の高さがよくわかる。イサ・アフェンのコレクションコンセプトを理解した後にその光景を見ると、妙に滑稽だった。着飾っている自分自身も含め。

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