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エルメス、画家キルヒナーの色彩に色づくメゾンのヘリテージ【2017-18秋冬ウィメンズ】

FASHION HEADLINE / 2017年3月18日 21時0分

エルメス2017-18年秋冬ウィメンズコレクション

ナデージュ・ヴァンへ=シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)によるエルメス(HERMES)は、パリのシャイヨー宮を会場に2017-18年秋冬ウィメンズコレクションを発表。

エルメスのルーツである乗馬の世界にインスパイアされたディテールを盛り込みながら、遊び心に満ちたスタイルを提案。最上質の素材をあしらったエレガントなアイテムばかりだが、随所に騎手のユニフォームやワークウエアの要素を散りばめつつ、バリエーション豊かな内容となっている。

1ルックで色を統一するスタイリングも披露。ドイツ表現主義の画家、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー(Ernst Ludwig Kirchner)の絵画から引用されたグリーンや紫などの美しいカラーパレットが登場。そして1960~70年代にエルメスのシルクデザインを手掛けていたルイ・ボカンのデッサンをリアレンジしたプリントテキスタイルも多く見られ、色とモチーフで目を楽しませた。

騎手のウエアから引用されたディテールのニットトップ、乗馬に用いられるブランケットからインスパイアされたコート、カザックスタイルのシルクブラウスなど、スポーティーかつエレガントなアイテムが目を引く。またアトリエの職人が着用するレザーのエプロンに着想を得た、バックサイドにベルトの付いたベストも登場。そのどれもがエルメスならではの作品だが、巧みにコンテンポラリーなモードに仕上げていた。

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