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暮らしを豊かにする、余白のある器たち。器作家イイホシユミコのMeetsとは?「Meets.-イイホシユミコ&鹿児島睦展」 【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2017年3月28日 16時0分

ーー昨年のMeetsプロジェクトでも大好評だった、人気作家の鹿児島睦さんとのコラボコレクション「フローロ(floro)」。このたび制作中の第二弾は、どんな仕上がりになるのですか?

「フローロ」は、一点ものとしてデザインし、美味しいものをすこし盛りつけるようなイメージで、飾り皿としても使えるように作りました。今回は、日々使うことを考え、お皿を重ねても傷つきにくいような器に仕上げています。その後、名前をみんなで考えて「フローロ ドロップ」となりました。


コラボコレクション第二弾「フローロ ドロップ」20cmプレート(3,700円)、16cmプレート(2,700円)/4色展開(ホワイト、ピンク、ブルー、ブラウン)

ーー第一弾と比べるととても軽いですね。そしてキュッと絞られた愛らしい形ですね。鹿児島さんの絵が楽しげで躍動的な感じがします。

お花のつぼみをモチーフに4色で展開する予定です。2回目となり、おたがいのよさがわかっているので、より満足できる器になっています。信頼する有田焼の職人さんにご制作を依頼していますが、原型にに鹿児島さんの絵が入ると、彼らのテンションがまったく違ってくるんです(笑)。かわいい、楽しい、だけではなく人に力をあたえる絵なんですね。鹿児島さん自身、明るくてステキなキャラクターで、いつも力をいただいています。

ーーハンガリーの工房で作られた新作のガラス器コレクションも“Meets.”で発表されるそうですね。どのようなモノづくりをされたのですか?

ハンガリーのガラス工房をいくつか訪ねたのですが、今回依頼した工房は入った瞬間からほかとはまったく違いました。吹きガラスの工房ですが、職人の志や技術力の高さが、工房の雰囲気につながっているんでしょうね。ぜひここで作ってもらいたいと思いました。デザートカップやお皿など6型作っています。サイズを大きくしたい、ここを均一にしたいなど、細かい要望にきちんと応えていただき、今まで見たことがないガラス器に仕上がっていると思います。


アイスクリームやフルーツボウルなどのデザートから、シャンパンやサングリアなどのお酒まで、何を入れても絵になるデザートカップ

ーーいつも扱っている磁器とは違う、ガラス素材ゆえの楽しさや難しさを教えてください。

ガラス器は、磁器にはない透明感や薄さが表現できます。磁器では作ることができない形やデザインを考えられることがとてもおもしろいんです。ガラス器のルールにとらわれずモノづくりをした器が、どのように見てもらえるか今から楽しみです。

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