津村耕佑の頭の中、個展「RECOMBINATION」が青山スパイラルガーデンでスタート
FASHION HEADLINE / 2017年5月13日 11時0分
津村耕佑自身の初となる個展「RECOMBINATION」が5月21日まで、東京・南青山のスパイラルガーデンで開催されている。初日10日にはオープニングレセプションパーティが行われた。
非常時にも対応できる(“家をなくしてしまったとき、人を最後にプロテクトするのは服になる”)というコンセプトを持たせた自身のブランド・ファイナルホーム(FINAL HOME)発表後も、2009年には細胞分裂からインスピレーションを得た「パズルウエアー(PUZZLE WARE)」を開発。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授であるとともに、現在もファッションデザイナーとして様々な活動を行っている津村。今回の展覧会では、突起とスリットを組み合わせたデザインピースを組み合わせることで造形を作るパズルウエアーの考え方を活用し、津村の美意識で組み上げた作品をラインアップしている。
入り口左のメーンスペースでは、様々な国旗を組み合わせた服やインテリア用の素材で構成したドレス、塩化ビニールシートやプチプチ、段ボールなどを集めて形作った作品などを展示。通常衣服に使う素材からの工業資材までを、パズルウエアーの形にし、組み合わせた衣服や家具、オブジェ、アート作品などを紹介している。また、会場入り口右側の階段を上がったスペースでは、8人のアーティストの作品をパズルウエアーのように切り、津村が再構築した作品を展示。
今回の展覧会と作品について「クリエーションはデザイナーやアーティストなど特別な人だけのものではなく、誰でもできることであると伝えたかった。そのためにもパズルウエアーをたくさんの人に知って欲しいと考えた。津村の頭の中を見るだけでなく、自分ならこうすると考えながら見て欲しい」とした上で、「人によっては集大成に見えるかもしれないが、自分自身は作ったものに飽きていて、できた作品を見ても、組み替えたい、これとは別にすればおもしろいのにと思ってしまう。いつまでも完成しない」と話す津村。
今後についても「ブランドをスタートしようと思っている。欠落や隙間などの中に可能性を探った服や、服をひとつの道具にした美の表現。それが最終的にブランドなのか作品になるのかはまだ分からないが、何が生まれるのかは後のお楽しみ。ファイナルホームも先のことを計画して作った訳ではなかったし。計画しすぎるとおもしろくないので」と笑った。
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