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ディオール歴代のアーティスティック ディレクターからメゾンを紐解く展覧会がパリ装飾芸術美術館で開催

FASHION HEADLINE / 2017年6月6日 7時30分

クリスチャン・ディオール 「バー」スーツ(1947年春夏オートクチュール)

仏パリ装飾芸術美術館で7月5日から翌年1月7日まで、ディオール(DIOR)の創業70周年を祝うエキシビション「CHRISTIAN DIOR, DESIGNER OF DREAMS(クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ)」が開催される。

展覧会では、メゾンの創設者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)とその後継者であるイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、マルク・ボアン(Marc Bohan)、ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)、ラフ・シモンズ(Raf Simons)、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の6人の歴代アーティスティック ディレクターがどのようにブランドを形成し、世界のオートクチュールを代表する輝かしい名声を打ち立ててきたのかを紐解く。

1947年から現在までのデザインの中から厳選された300点以上のオートクチュールドレスが語る歴史、インスピレーションや創造性、伝統的遺産。さらに、アトリエで使用された生地やファッションフォト、デッサン、文書などの貴重な資料を始め、帽子やジュエリー、バッグやシューズ、香水瓶などが集められ、かつてない規模の壮大な展示内容となっている。70年以上にわたりデザインに影響を与えてきた絵画や調度品、美術品のコレクションから見えてくるのは、美術館に足しげく通う美術愛好家でもあったクリスチャン・ディオールの姿。それらが映し出すオートクチュールと芸術との絆。こうした様々な視点から、メゾンのエネルギーとエスプリあふれる遺産に触れ、衰えることのない影響力を浮かび上がらせていく。

会場では、同館初の試みとしてモードセクションとホール部分を1つにし、約3,000平方メートルのスペースを使い、クリスチャン・ディオールの幼少期から年代順・テーマごとに作品を展示する。また、ニューヨークのメトロポリタン美術館衣装研究部門やサンフランシスコのデ・ヤング美術館、ロンドン博物館など、世界各国に点在するコレクションからの特別出展も並び、パリで初公開となる作品も展示される。

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