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ファセッタズム、コミュニケーションツールである服に感情という色をのせて【2018春夏メンズ】

FASHION HEADLINE / 2017年6月29日 19時0分

ファセッタズム2018年春夏メンズコレクション

落合宏理によるファセッタズム(FACETASM)は、パリメンズファッションウィーク初日の6月21日、パリ・バスティーユ広場に程近いショールーム・トゥモロウで2018年春夏メンズコレクションショーを開催した。

「seek&find」と題したコレクションは、民族や文化の違いを示すと同時に、コミュニケーションの手段として共通言語にも成り得る服を一つの記号と捉え、そこにイメージと感情を表すバリエーション豊かな色を加えたという。

そして、このブランドらしい相反するアイテムや要素を組み合わせて、独特の心地よい不協和音的なコンビネーションを見せている。ブルゾン一つをとってみても、ヘムにあるはずのニットリブを見頃に移してパッチワークしたり、バスローブコートをバックスキンで仕立てたり、パジャマスーツにニットリブを組み合わせてスポーティーに見せたり。違和感や不整合性がアイテムに強さを与えていて、見ている側にとってはいつもながら新鮮だ。

同時に発表されたウィメンズについては、より装飾性を増したアイテムが多く、バスト部分を造形的にカッティングしたローエッジのジャケットや、ナイロンオーガンジーのブラトップなどが登場。今までのストリート&スポーティーなテイストにセクシーさを加えるという新しい局面を見せていた。

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