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NYメトロポリタン美術館「川久保玲 / コム デ ギャルソン展」全9つのセクションを解剖!【レポート】

FASHION HEADLINE / 2017年7月8日 13時0分


Then/Now



「イン・ビトゥイーンネス」において行われた実験の数々は、常に進み続けるモダニズムを明らかにしていく行為と関連していた。その考え方を探求したのがこのセクションで、川久保はファッションの歴史へインスピレーションを求め入り込んでいった。19世紀の過度ともいえるシルエットを独自に解釈した作風が特徴の作品たちを見ることができる。


Self/Other



文化、性別や年齢の定義の境界線をぼやかす、ハイブリッドな固有性への探求について焦点を当てたセクション。Male/Femaleコレクションではパンツとスカートを1つに組み合わせたものが見られ、このような融合をChild/Adultコレクションを通じ更に掘り下げていった。これは、年齢相応の服装に対する挑戦だけでなく、「カワイイ」のコンセプトを捉えようとしたものであった。


Object/Subject



Body Meets Dress-Dress Meets Bodyコレクションに注目したセクション。人間の体型に対しラディカルな考え方で再考したもので、ナイロンやポリウレタン製のパッドを用いた作風が特徴的だ。パッドはアシンメトリーに配置し、ファッショナブルな体型の定義(細いウエスト、スリムなヒップなど)を覆した。


Clothes/Not Clothes



川久保の「イン・ビトゥイーンネス」における実験の数々はClothes/Not Clothes
によって結論へたどり着いた。2014年、自身のデザイン・プロセスに納得がいかなくなり、その苛立ちが「新しさ」への追求の妨げとなっていることに気付いたという。その結果、「服を作らない」というラディカルな意図で創作を行い、そのアイデアを「身体のための物質」へ具現化し、「ファッションの世界に今まで存在しなかった形」を目指した。(Clothes/Not Clothesは、更に8つのサブセクション: Form/Function、Abstraction/Representation、Beautiful/Grotesque、War/Peace、Life/Loss、Fact/Fiction、Order/Chaos、Bound/Unboundへ細分化されている。)


※本記事は (引用元:http://www.metmuseum.org/)に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。

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