電子部品で描いた曼荼羅、電子工学を学んだアーティストによる壮大な幾何学アート
FASHION HEADLINE / 2017年8月2日 12時0分
仏や神が集う様子や幾何学的な模様を描いた、伝統的な曼荼羅(まんだら)。イタリア人アーティストが、意外な素材を用いる曼荼羅のシリーズを発表した。
「テクノロジカル・曼荼羅(Technological mandala)」と題された本シリーズは、小さなコンデンサなどの電子部品から作られた、色鮮やかで精工なパターンを観賞することができる作品集だ。制作したのはレオナルド・ユリアン(Leonardo Ulian)、アート・デザインの他に電子工学を学んだアーティストだ。彼は現在はロンドンを中心にその活動を展開している。
レオナルドは電子技術が人々の生活に欠かせなくなった状況を、人々が何かを崇拝しているような様子として捉え、そこからインスピレーションを得た。彼は電子回路を特別なものとして扱い、またその完成されたデザインは素晴らしく優美なものであることを伝えたかったのだという。制作は電子部品を一つずつハンダで溶接し繋げていき模様を作り上げていく地道な作業だ。全ての部品が繋がっている様子が、世界中の人々や物質、感情や意識までもが全て一つに繋がっている様を表している。
作られた回路は実際に使用することはできないが、見たものに想像をかきたてるようなイメージを「ひと時の間」与えることができると、彼は述べている。この「ひと時の間」というのがポイントで、砂で描いた曼荼羅がすぐに消えてしまうように、電子技術も常に変化し続け、かつ廃れやすいというメッセージを表現しているとのことだ。
現在もシリーズの作品は増え続け、縦長のものや世界地図を描いたものなど新たな一面を見せている。このシリーズ以外にも、テニスラケットに電子部品を施した作品や、電子部分だけで制作した球体など彼独自のセンスが表れた作品がオフィシャルウェブサイトで楽しむことが出来る。
※本記事は (引用元: http://www.leonardoulian.com/) に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
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