東京ドイツ文化センター、“ファッション&アート”企画開始。ヘア・フォン・エーデンがプレゼン
FASHION HEADLINE / 2013年11月30日 18時30分
「ヘア・フォン・エーデン」ルックブック
東京ドイツ文化センターはドイツのファッションを様々な側面から捉えるプログラムをスタートする。第一弾として2014年に「ファッションとアート」テーマにしたプロジェクトを実施。
11月27日には東京・港区の同センターで、第一弾のプロジェクトでコラボレーションするハンブルグのデザイナー、ベント・アンジェロ・イェンセンを日本に招待し、プレゼンテーションを開催した。デザイナーと同氏が展開する「ヘア・フォン・エーデン」ブランドを紹介するとともに、昨年東京で撮影した、2013年のキャンペーンのポートフォリオと同ブランドのこれまでの、コレクションのルックブックを展示した。
カール・ラガーフェルドやジル・サンダーなどの著名デザイナーも輩出しているドイツ。プレゼンテーションで、東京ドイツ文化センターのライムント・ヴェルデマン所長は「コレクションがある一方で、ブルゾンとジーンズにサンダルという姿で出勤する人達もいるなど、ドイツのファッションは二極化している。その中でも、イェンセンのコレクションはストリートファッションに紳士のためのモード(スーツ)を取り戻そうとするものであり、芸術作品のようなもの」とした上で、「来年は『ファッションとアート』『ファッションに潜むクラフトマンシップ』『ファッションとパフォーマンス』の三つのプロジェクトを行いたい」と語った。
また、イェンセンは「日本とドイツの1番の違いはストリートファッション。ドイツはファッションに無頓着だが、東京は刺激的だ。東京のファッションは気遣いや他者を尊敬し、大切にする文化からくるものだと思う。カール・ラガーフェルドは『デザイナーはクラシックに向き合わなければいけない』と言っているが、私も古着のショップを持つことからスタートし、学校ではなく、たくさんのクラシックスーツを分析することで服を勉強した。顧客にはたくさんのミュージシャンやハリウッドスターがいるが、日本のミュージシャンなどとも仕事ができれば」と話した。
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