ポップアートの歩みをアートとデザインから辿る展覧会、ロンドン・バービカンで開催中

FASHION HEADLINE / 2013年12月13日 19時0分

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スタジオ65 「Leonardo sofa」

ロンドンのバービカンアートギャラリー(Birbican Art Gallery)で、「ポップアート(Pop Art)」をテーマにした企画展が開催されている。2月9日まで。

ポップアートは1950年代から70年代に掛けて戦後の米英を中心に起きた芸術運動。ロンドンで生まれたこの運動は、イギリス人アーティストのリチャード・ハミルトン(Richard Hamilton)によって「ポップアート」と名付けられた。急速に進んだ大量生産・大量消費、大衆文化の盛栄、テクノロジーの発達などの時代背景を素材に、アーティストやデザイナーが当時の文化的アイデンティティーを表現した。

本展ではそのポップアートの盛栄から50年経った今、その歩みをアートとデザインの双方から辿る。シニアキュレーターのジェーン・アリソン(Jane Alison)氏によると、近年、欧米でポップアートへの興味関心が高まっていることから開催が決まったという。

会場では70人以上のアーティストやデザイナーによる、約200点の作品を展示。ポップアートの主唱者として知られるジェームス・ローゼンクイスト(James Rosenquist)の「I Love You with My Ford」(1961)など、新たなライフスタイルのシンボルを切り取ったペインティング作品から始まり、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やロイ・リキテンシュタイン(Roy Lichtenstein)による商業広告、リチャード・ハミルトンのペインティング、ガエタノ・ペッシェ(Gaetano Pesce)デザインの家具などが、当時の時代背景の説明と共に紹介されている。

期間中、アーティストを招いたトークイベントも開催。11月27日には、イタリア人アーティスト/デザイナーのガエタノ・ペッシェが登壇した。同氏は戦後の文化をより批判的に観察し、実用性と社会風刺の双方を備え持つ家具デザインを次々と発表してきたことで知られる。本展では、足に鉛をつながれた女性の身体を模った赤いソファ「La Mamma Donna」(1969)を展示。この作品で、当時の女性の不平等・不自由を表現したという。


同ギャラリーは、ロンドン東部に位置するバービカンセンター(Barbican Centre)内に位置。バービカンセンターはアート、音楽、劇場、講義室を備えたヨーロッパ最大の複合芸術施設である。


【イベント情報】
「Pop Art Design」
会場:Barbican Art Gallery
住所:Barbican Centre Silk Street London EC2Y 8DS
会期:2013年10月22日から2014年2月9日
時間:10:00から18:00(木・金曜日は21:00まで)
入場料:12ポンド(一般)

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