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英国現代アート展が東京駅でスタート。トレイシー・エミン、サラ・ルーカス、シュリグリーら集結

FASHION HEADLINE / 2014年1月18日 22時0分

続く第4の場「喜劇と悲劇の幕間に」では、皮肉や駄洒落など英国らしいユーモアに溢れた作品が並ぶ。「アイム・デッド(私、死んでいます)」と書かれたプラカードに掲げる犬の剥製は、2013年ターナー賞ノミネートのデイヴィッド・シュリグリー(David Shrigley)作。シュリグリーによるユーモラスなドローイングの数々も楽しめる。

最後の場となる「’ちょっと拝借’の流儀」では、”流用”や”引用”という表現手法に着目する。ライアン・ガンダー(Ryan Gander)作「四代目エガートン男爵の16枚の羽毛がついた極楽鳥」は、イギリス以外で展示されるのは本展が初。同国に実在したエガートン男爵が新種の鳥を発見したという設定で、剥製の鳥とその「発見」を伝える新聞記事や写真が展示されている。報道システムを流用することで、観客の想像力を刺激する作品に仕上げている。

2001年ターナー賞受賞のマーティン・クリード(Martin Creed)の作品は、メトロノームを横に三つ並べて不規則な音を出す「作品No.123」、絆創膏テープを一定の長さに切り出して重ねあわせて立方体を作った「作品No.78」など。

ブリティッシュ・カウンシルは英国美術を世界に広める活動として、1935年よりアートコレクションの収集を行ってきた。特定の展示施設を持たない同コレクションは主に海外を巡回しており、「museum without wall(壁を持たない美術館)」とも呼ばれる。

同展は、伊丹市立美術館(4月12日から5月25日)や高知県立美術館(11月2日から12月21日)、岡山県立美術館(2015年1月9日から2月22日)を巡回する。


【イベント情報】
プライベート・ユートピア ここだけの場所
ブリティッシュ・カウンシル・コレクションにみる英国美術の現在
会場:東京ステーションギャラリー
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
会期:1月18日から3月9日まで
時間:10:00から18:00(金曜日は20:00まで)
料金:900円、高校・大学生700円、小・中学生400円
休館日:月曜日

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