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アガノヴィッチ1/2--ドーバー銀座注目のパリの気鋭ブランド【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2014年2月6日 21時0分

ドーバー ストリート マーケット ギンザで開催中の「アガノヴィッチ」のインスタレーション

パリの気鋭ブランド「アガノヴィッチ(AGANOVICH)」のインスタレーションがドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA、以降DSMG)5階で行われている。イベントに際し、デザイナーであるナナ・アガノヴィッチ(Nana Aganovich、以降ナナ)とブルック・テイラー(Brook Taylor、以降ブルック)が来日した。コンセプチュアルなアプローチで注目を浴びるブランドの創設者2人に、クリエーションと14SSコレクションについて聞いた。

アガノヴィッチは、ユーゴスラビア出身でロンドンのセントマーチンズ美術大学でファッションデザインを学んだナナと、哲学を学びライターやエッセイストとして活動していたブルックは2002年にロンドンで出会い、2005年にブランドを設立した。09年10月からはパリでプレゼンテーション形式で新作を発表し、12AWからは同地でランウエイショーを行っている。12年6月には拠点をパリに移した。

「コレクションのストーリーを考えるのもデザインも、クリエーションについてはいつも2人一緒。話し合いを重ね、シルエットやテクニックを駆使して、一つのコレクションの世界観を突き詰めていくの」とナナは話す。

そんなアガノヴィッチの服は、コンセプチュアルでユニークなプレゼンテーションでデビューを飾った後、シーズンを経るごとに着易いデザインの服に変化していった。今季は初めてコマーシャルラインも製作している。

「着易くなったというより、“より理解しやすい”服になったのだと思う。服作りの経験を積むことで、実験的なコンセプトと服のリアリティーとの合致点が見つかってきた。デビュー当時はイブニングのような特別なシーンのための服を作っていると思われることが多かった。でも私達は、服はデイリーに着られるべきだと思うし、そういう服を目指している。例え複雑なデザインであっても理解しやすい、共感しやすい服を作りたい」と2人は語る。

2/2に続く。

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