等身大のロバート・キャパが見える写真展開催。「最期のカメラ」展示も

FASHION HEADLINE / 2014年3月11日 18時0分

「ロバート・キャパ」 1951年 ルース・オーキン撮影

戦争写真家として知られるロバート・キャパの生誕101年目にあたる2014年。3月22日から5月11日まで、写真展「101年目のロバート・キャパ - 誰もがボブに憧れた」が東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。

20世紀前半、スペイン戦争や第二次世界大戦を始め、数多くの戦場の写真でその名を轟かせ、今では報道写真の伝説と化しているキャパ。だが実際の彼は、ギャンブル好きで、多くの友人達と共に人生を楽しみ、何よりも女性たちを愛した普通の男性だった。「ボブ」の愛称で親しまれた彼の生涯は、愛した女性ゲルダ・タローとの死別や映画界での失意、写真家を続ける上での葛藤など、決して順風ではなく、むしろ挫折と生き急ぐかのような焦燥感にさいなまれていたという。

同写真展は、東京富士美術館のコレクションを中心に、戦場以外でキャパが同時代を生きる人々への共感や友人たちへの思いから写したカットも数多く紹介。キャパの真骨頂ともいえるユーモアや生きる喜びが表れた、知られざる作品を多く展示する独自の作品構成となった。

また、キャパが第1次インドシナ戦争の撮影中、地雷を踏んで死亡する間際まで使用していた「最期のカメラ」(東京富士美術館所蔵)が特別出展される。「最期のカメラ」は、もう1台の愛機コンタックスIIとともにキャパが死の直前まで使用していた機材で、生涯最後の1枚を撮影した機材と言われる。このカメラが一般公開されるのは、2003年に青森県で公開されて以来。東京では1998年以来16年ぶりの公開となる。

更に、『LIFE』誌の元編集者ジョン・モリスのインタビュー映像も上映。1939年の冬にキャパと知り合い、以来家族ぐるみで親交を深めたモリスが、在りし日のキャパについて語るオリジナルインタビュー映像が上映される。知り合った当時の愉快なエピソードやキャパの性格、生き方について当時を懐かしみながら語る。さらに、会場の音声ガイドでは、キャパ自身の肉声も収録。2013年に発見された、キャパが生前に米国のNBCラジオに出演した際の収録テープの一部を再録している。


【イベント情報】
101年目のロバート・キャパ - 誰もがボブに憧れた
Robert Capa, the 101st Year: They All Adored Bob
会場:東京都写真美術館 地下1階展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期:3月22日から5月11日
時間:10:00から18:00(木曜日・金曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1,100円 学生900円 中高生・65歳以上700円
休館日:月曜日(4月28日と5月5日は開館)、5月7日

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