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【SXSW-1/2】IT界のパリコレ「サウス・バイ・サウスウエスト」に潜入!

FASHION HEADLINE / 2014年4月5日 19時0分

メイン会場となる「コンベンションセンター」前の様子

全米にとどまらず、世界のスタートアップ、投資家、ベンチャーキャピタルが集うITコンベンション「サウス・バイ・サウス・ウエスト(South by Southwest、以下SXSW)」が3月6日から12日までアメリカテキサス州オースティンで開催された。街の至る所でイベントが開催され、ITの未来を占うとも言われるSXSWに編集部が潜入した。

SXSWインタラクティブは、1987年にスタートした音楽イベントSXSWの一部。1994年に映画とインタラクティブの部門「フィルム&マルチメディア」がスタートし、その後マルチメディア部門が「インタラクティブ」と名称を変えて独立した。近年インタラクティブ部門に注目が集まり、今年は世界中から約6万人が来場すると言われ、トレードショーには日本からも13企業が出展した。

SXSWでは毎日多様なスタイルで200近いセッションやイベントが行われており、専用のモバイルアプリでカテゴリや自分の関心のあるキーワードを検索してスケジュールを決めることができる。毎日14時から業界の著名人の基調講演がある他、スタートアップによるピッチコンテスト、各国の企業が参加するトレードショー、若い起業家が識者や経営者などに事業相談ができるメンターセッションなど、ビジネスを拡大させる様々なチャンスが用意されている。

一見、IT企業やスタートアップのためだけのイベントにみえるSXSWだが、セッションの中にはラグジュアリーブランドのEコマース部門のトップや、アパレルメーカーのデジタル部門の担当者、ファッションウェブマガジンのディレクター、ファッション専門のマーケティングエージェンシーなど、ファッション業界人も多数登壇しており、ファッションとテクノロジーの未来に様々な意見が飛び交った。編集部ではファッション関連のセッション中心に参加したので、そのレポートをお届けしたい。

印象的だったのはファッションECのブランディングに対する考え方の変化。2009年頃まではファッション誌のグラビアのような大きくて美しい写真をECサイトのトップページに置くことがブランディングの要とされていた。しかし、ブランドのイメージを浸透させる事はできても、オンライン上の決済など、コンバージョンへの貢献はあまり見られなかったという現実があった。昨今のECサイトはあくまで構造はシンプルにし、アドバイス型やコミュニティー型など編集力が問われるコンテンツがブランディングに価値をもたらしている。今後ウェブ上でのブランディングには、ますます創意工夫と編集力が問われる時代が来ることは間違いない。

後編は、昨年から話題となっているウェアラブルデバイスについて紹介する。

2/2に続く。

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