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MCMトップが語る日本再上陸の野望1/2‐‐パオロ・フォンタネリCEO【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2014年4月22日 18時0分

MCM プロダクツ AG パオロ・フォンタネリCEO

1980年代に日本で一大ブームを巻き起こしたドイツ・ミュンヘン発のブランド「MCM」が今春、再上陸を果たす。

昨年8月21日には、MCMファッション・グループ・ジャパンを設立。ランバン ジャパン社長を務めた後、ドーメル・ジャポン代表を務めている加賀美由加里を代表に迎え、再スタートに向け準備を整えてきた。4月25日にオープンする銀座旗艦店を皮切りに、全国へと販路を広げていく。今回、日本での新作お披露目に合わせて来日した、MCM プロダクツ AGのパオロ・フォンタネリ(Paolo Fontanelli)CEOと加賀美代表に今後の展望を聞いた。

■パオロ・フォンタネリ氏
――MCMの魅力について、どうお考えですか?

MCMは1976年、ドイツ・ミュンヘンで誕生しました。当時のミュンヘンはアートや音楽、映画において先駆的な役割を担っていました。そんな時代背景からインスピレーションを受けてMCMはスタートしたのです。最も大切にしていることは、エイジレスでジェンダーレスであること。そのDNAを表現した代表的なアイテムがバックパックだと言えるでしょう。

――フォンタネリCEOが打ち出す戦略とは?

ブランドのルーツを前面に打ち出していきたいと考えています。また、MCMを象徴するヘリテージラインを主軸に、コレクションの幅を広げていきます。その一つが、成熟した消費者に向けた高級ラインです。上質なレザーを使ったコレクションは、フィレンツェのファクトリーで生産しています。

――現在はどのようなビジネス展開をされていますか?

現在世界32ヶ国で41店舗を展開しており、うち29店舗が直営です。2005年に韓国企業に買収されて以来、韓国が最も大きな市場です。ヨーロッパとアメリカに次ぎ、中国も急速に成長しています。中国は昨年末までに35店舗オープンしており、今年中に50店舗にまで拡大予定です。アメリカは景気が回復してきたこともあり、業績が順調に伸びています。ニューヨーク初の旗艦店を9月にオープンする他、ラスベガス、ビバリーヒルズにも出店予定です。ブランド誕生40周年を迎える2016年に向け、まだ内容は明かせませんが、大きな目標を掲げています。

――グローバル戦略における、日本進出の意義は?

私の役割はMCMを国際的なブランドへと成長させていくことです。その中で、日本再上陸は重要な意味を持っています。消費者が既にブランドを認知していることは、大きな財産といえます。ヘリテージラインを筆頭に、高級ラインを含めた魅力的なラインアップを消費者に提案していきます。

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