1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ファッション

ヨウジヤマモト「ディスコード」記者発表での山本耀司全コメント

FASHION HEADLINE / 2014年5月12日 20時57分

もちろんあります。この百貨店は世界で一番新しい物がいつもあるんですよ。

――クールジャパンではアニメやキャラクターを推しているのが残念と言っていましたが。

だって、残念じゃありませんか?日本にはもっとハイレベルな正しい意味でのクールな物があるのに。

――日本の本当の意味でのクールな物というのはどんな物だと思いますか?

日本的な文化。日本的な美しさ。これがクールです。外国ではそういった物は作れませんから。いわゆる引き算の文化、間(ま)の文化、行間を読む、崩れを美しいと思う、歪みが美しいと思う、そういうところに美しさを発見できるのは日本だけなんです。

――そういった感性が生かされた技術、または埋もれてしまっている日本の技術はありますか?

沖縄返還の時に、秘密協定で繊維産業が壊滅的な打撃を受けて以来、日本政府は繊維産業に全然力を入れておりません。本当に細々と職人さんが京都とか北陸とか様々なところで作っています。到底他の工場ではできない世界的なレベルの織り物とか染め物とか、ちょっと年長者の職人の方々ですがまだまだ頑張っています。私が伊勢丹さんと取り組みをすることで、こういう商品が消費者の手元に届くんだと言うことが分かれば、その零細な工場も跡継ぎが出てくるんじゃないかと。そうすれば日本の将来はあるぞと。ちょっと大げさですが、そのために頑張るぞというような考え方でやっております。

――次世代につなげるためにも、このブランドを立ち上げたという思いもあるのでしょうか?

そうですね。それがこの業界で長いことやらせていただいて自分の役割だと思っていますし、できるだけ早く若い人達に引き渡して行きたい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください