75万人動員だまし絵展開催。マグリット、アルチンボルドなど有名作多数

ジュゼッペ・アルチンボルド　《司書》　1566年頃油彩・キャンヴァス　スコークロステル城（スウェーデン）

2009年に開催され、東京・名古屋・神戸の3会場で計75万名を動員した「だまし絵」展の続編「Bunkamura 25周年特別企画 だまし絵II進化するだまし絵」展が、8月9日より東京・渋谷の文化村にて開催される。

今回は現代美術に重点を置き、視覚的に興味深く芸術性の高い作品をセレクト。リアリティーに対し根本的に問いかける「トロンプ・ルイユ」、虚構空間と現実世界を結びつけるモチーフである影や鏡を特集する「シャドウ、シルエット＆ミラーイメージ」、幾何学的な色や形の配置により錯視効果を引き起こす抽象絵画に着目する「オプ・イリュージョン」、遠近法を逆利用してイメージを歪め、一定の視点から見ることで正像を浮かび上がらせるアナモルフォーズ、距離や見方の変化でイメージを別のものへと変貌させるメタモルフォーズを特集する「アナモルフォーズ・メタモルフォーズ」などのカテゴリーから仕掛けを解き明かす。

宮廷画家ジュゼッペ・アルチンボルド（Giuseppe Arcimboldo）の「司書」、ルネ・マグリット（Rene Magritte）の「赤いモデル」などが披露される。ヴィクトル・ヴァザルリ （Victor Vasarely）の「BATTOR」、福田美蘭の「Copyright 原画」など見て楽しめる作品達が多数披露される。


【イベント情報】
「Bunkamura 25周年特別企画 だまし絵II進化するだまし絵」展
会場：Bunkamura ザ・ミュージアム
住所：東京都渋谷区道玄坂2-24-1
会期：8月9日から10月5日
時間：10:00から19:00（金・土曜日は21:00まで、入館は閉場30分前まで）
料金：1,500円　大高生1,000円　中小生700円
休館日：9月8日