クロスカンパニー「KOE」デビュー。1兆円世界ブランド目指す

FASHION HEADLINE / 2014年7月4日 11時57分

「KOE」発表イベント

クロスカンパニーは7月3日、グローバル戦略新ブランド「コエ(KOE)」の発表イベントを六本木ヒルズで開催した。

イベントは、同ブランドのイメージキャラクターを務める歌手・チャラ(Chara)による詩「わたしの声を聞こう」の朗読からスタート。ファッションショーではウィメンズ、メンズ、キッズ、ジュニア、マタニティーを含む20ルックが披露された。

提案されたのは、ダッフルコートやジャカードニット、ファージャケットやシガレットパンツなどのリアルクローズ。「手が届きやすくコーディネートしやすいモード」をテーマに、
生産過程での環境負荷を抑制し、生産背景における人権や労働環境に配慮しながら高品質なもの作りを目指す「フェアサプライチェーン」のコンセプトに基づいて生産される。

皮革やファーを使用せず、独自開発によるエコレザー、エコファーなどを使用。そこには「作る人も売る人も着る人も幸せになれる概念を持ったブランドを」という同社の石川康晴代表取締役社長の思いが込められている。

ブランドのアンバサダーを務めるのは、石川社長が大ファンであるというCharaとその娘でモデルのスミレ(SUMIRE)。2人にとって、母娘でのイメージキャラクターとしてのメディア露出は初となる。

ショー後に行われたトークショーでは、Charaが「フェアサプライチェーンの考え方は正に愛」と語り、9月に始まる同ブランドテレビCMのために2曲製作したことを発表。その曲は、石川社長の夢に共感して書かれたものだという。

石川社長によると、KOEのプロジェクトは去年2月にスタート。貧困国の児童虐待や女性差別がアパレル製造現場で起こっていることを知ったこと、昨年バングラデシュで起きたファストファッションブランドの工場事故をきっかけに、アパレル業界を取り巻く「社会を変えたいと思った」のがブランド設立の理由だ。

9月には、石川社長の故郷であり創業の地でもある岡山に直営1号店をオープン予定。10月には高松店と新潟店も出店する。店舗の中には、ブランドのアイデンティティーを象徴する存在として木が植えられる予定。そして3年後には銀座・新宿・渋谷のいずれかに国内の旗艦店舗を構え、5年後にアメリカ・ヨーロッパ・中国で旗艦店舗を持つのが目標。「世界一になったときに、1号店が岡山だと言いたい」と石川社長。

「世界中で、日本が一番リアルモードへの意識が高い。そんな日本から世界ブランドが出るのは当然だと思う」という氏に今後の目標を聞くと、「3年で30店舗100億、2020年までに1,000億まで伸ばす。将来はこのブランドだけで1兆円を超える、世界で全員が知っているブランドにしたい」という答えが返ってきた。

KOEの想定客単価は8,000円。中心価格帯はウィメンズのアウターが1万6,900円、シャツ4,900円など、メンズがアウター1万7,900円、シャツ5,900円、キッズがアウター7,900円、シャツ3,900円など。

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