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パステルカラーのリラックステーラード【ロンドンコレクション:メン1日目--2/2】

FASHION HEADLINE / 2014年7月8日 20時0分

ワイエムシー 15SSメンズコレクション

パステルカラーとコットン、リネン素材でテーラードをリゾート風のリラックスした雰囲気に仕上げたのは「ワイエムシー(YMC)」。淡いコーラルピンクのテーラードジャケットは、ウエストにドローストリングを入れてカジュアルさを強めている。トラッドを代表する柄であるチェックはグレーと淡いオレンジで細かく描かれ、リネン素材でゆったりしたスーツとなっている。淡いコーラルやベージュで始まったコレクションは、次第に赤や鮮やかなブルーといった強い色に変わっていく。


「ルー・ダルトン(Lou Dalton)」もまた、淡い優しい色使いから強くなっていくカラーバリエーション。テクスチャーの異なる素材をミックスした真っ白のコーディネートでスタートしたショーは、ピンクや淡いグレーから、レンガ色、赤、ネイビー等へと変化していく。ノーカラージャケットに白のベースボールシャツを合わせたり、肩にやや大げさなゆとりを見せたりと、テーラードをベースにしつつリラックスした雰囲気だ。


サヴィル・ロウの「ハーディ・エイミス(HARDY AMIES)」も、タイをしないリゾート風テーラードスタイルを提案した。ハーディ・エイミスのアーカイブに残る70年代のインテリア用プリントやヨットでのセーリングをモチーフに、淡いブルー、ピスタチオ、コーラルといった優しい色使いを鮮やかなイエローで引き締めた。


ベージュやコーラルなど淡めのカラーパレットにシルバーとマスタードでアクセントを付けたのは「ジョナサン・サンダース(JONATHAN SAUNDERS)」。オーバーサイズ気味のローゲージニットなどリラックスアイテムを交えつつ、テーラードジャケットは細身でかっちりとウエストをシェイプ、タイもきっちり締めている。


ジョナサン・サンダースと同期の「リチャード・ニコル(Richard Nicoll)」は、得意のシャツなどベーシックアイテムに新しい視点を持ち込む試み。丈やサイズ感、素材のテクスチャーに変化を付けた。紙のようなぱりぱりした素材感、シルバーのトリミングとポケットでTシャツはラグジュアリーになり、タイダイのロングシャツはそれ1枚で存在感のあるアイテムとなる。カジュアルアイテムにはローテクな雰囲気のスニーカー、テーラードにはサンダルを合わせることで、全体のコーディネートにも変化を付けている。


シグネチャースタイルを固持したといえば「クリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)」。ミリタリー、特に空軍をモチーフに、男臭いコレクションを見せた。モチーフとなった航空機はトランプ風のカードにプリントされてレザージャケットに散らばり、拡大されてTシャツの前面にも乗る。カラーパレットは空軍ならではのカーキ、オレンジ、黒、グレー。

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