体から顔、髪や歯磨きにも。創業186年のマルセイユ石けん「ランパル ラトゥール」【INTERVIEW】
FASHION HEADLINE / 2014年8月7日 14時0分
フランスの伝統製法でつくられたナチュラルソープブランド「ランパル・ラトゥール(Rampal Latour)」の石けんが人気を集めている。2012年に日本でも販売を開始し、百貨店などを中心に取り扱われているこの石けんブランドは、1828年、ランパル家の家業としてランパル・ラトゥールがマルセイユで設立、1907年よりプロヴァンスに拠点を移し、国から「マルセイユソープ」の認証を受けて5代に渡り製造を続けている。
マルセイユソープとはルイ14世によって厳しい製造基準が定められたフランスの伝統製法によってつくられた石けんの総称で、その名前を名乗るには国の認証が必要とされている。ランパル ラトゥールで人気の「エクストラピュア マルセイユソープ 72%」もその内の一つだが、認証を受けた商品を扱うのはフランス国内では数社しかないという。
5代目まで続いたランパル ラトゥールのビジネスを買い取り、ランパル ラトゥール社のCEOとして敏腕を振るうのが、ジャン・ルイ・プロット(Jean-Louis PLOT)氏だ。氏は食品関係の企業で7年間化学の技術者として勤め、経営学博士号(MBA)も取得。当時87歳で後継者を探していた5代目のランパル氏と出会い、その石けんの魅力にまたたくまに引かれ、オーナーとなることを決めた。
氏を最も引きつけたのは、その製造工程から生まれる質の高さだった。「“BIO”オーガニック オーバルソープやラフィネ ラウンドソープは、(石けんの原料を)固めて、削って水分を飛ばし、固めて、削って水分を飛ばし…という工程を6回繰り返すことで純粋な成分を圧縮して出来上がった超高級品。この固めて削ってという作業を3回繰り返した製品でも高級品とされているのに、それを6回も行うことで密度を高くしたこの石けんは、より長く持ちますし、最後まで形が崩れません。また、最後の1滴まで香りもしっかり残ります」。
その原材料にもこだわりがある。「“オーガニック”と謳っている製品は世の中にたくさんありますが、楕円形が目印の「”BIO”オーガニック オーバルソープ」は、エコサート認証を受けた製品。エコサートという第3の認証機関がテストをして条件をクリアした製品にのみ与えられるもので、100%天然香料、100%植物オイルを使っており、化学香料、動物性オイル、パラベン、防腐剤は一切使っていません」と胸を張る。
「植物オイルを豊富に使っているので、保湿効果が高く、乾燥肌の人にはとてもいいです。日本でも、サンプルで使っていただいたお店が次の日に発注をかけてくださるなどとても反応が良いです」とプロット氏。
更に、この石けんは髪から歯にも使用できる。「歯磨き粉としては、「エクストラピュア マルセイユソープ」の『オリーブオイル』がベスト。うちの製品は昔から時代を通して使われてきたオールマイティな定番品。『絶対体にはいいからおじいちゃん家に行ったら必ず置いてある』といった感覚のものなのです」
最後に、日本の夏におすすめのアイテムを聞くと、「「ラフィネ ラウンドソープ」の『バーベナ』」との答えが返ってきた。「バーベナはプロヴァンスで6から8月の夏の盛りに咲く花で、レモンみたいな柑橘系の爽やかな香り。『ラベンダー』も夏の花で、リラックスさせる効用があります。子ども向けには『ピーチ』のような柔らかめの甘い香りがおすすめです。ただし、匂いにつられて食べないように(笑)。「”BIO”オーガニック オーバルソープ」では、『クレイ&バーベナ』がクレイを配合しているので皮脂をすっきり流したい人におすすめです」。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
フランスの食に注目が集まるこの夏 ビオセボン フランスフェア開催
PR TIMES / 2024年7月16日 16時15分
-
行くなら見ごろの今!満開のラベンダー畑&ここでしか買えないお土産3選【空知郡中富良野町】
北海道Likers / 2024年7月9日 12時0分
-
沖縄発スキンケアブランドSuiSavon-首里石鹸-、オトナの気になるニオイを徹底ケア。与那国産天然サンゴアパタイト配合の「薬用ホワイトボディソープ」が2024年7月1日(月)より新発売!
PR TIMES / 2024年7月5日 23時40分
-
ポーランド発のナチュラルコスメ&ハウスケアブランド『YOPE(ヨープ)』大丸京都店4階 婦人洋品売場に新規登場!
PR TIMES / 2024年7月5日 11時30分
-
中国初の仏南部への定期航空便が就航、マルセイユまで12時間
Record China / 2024年7月4日 11時50分
ランキング
-
1「1人で食事が常態化」現役世代の孤食という問題 コミュニティーディナーを始めた会社の意図
東洋経済オンライン / 2024年7月29日 14時0分
-
2「再訪したい国」日本が世界首位 人気地域に人出集中する傾向
共同通信 / 2024年7月29日 16時51分
-
3エンジンを冷やす「冷却水」は“水道水”で代用できる? 漏れ「放置」は絶対NG! 経年車で起こるトラブルとは
くるまのニュース / 2024年7月29日 14時50分
-
4トランプ氏がもし撃たれていたら? AR-15銃の恐怖の殺傷力(シェリーめぐみ)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月29日 9時26分
-
5妻への「別にいいけど」はケンカの火種でしかない 夏休みは「家庭内の不適切発言」を回避する機会
東洋経済オンライン / 2024年7月29日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)