【夏休みに行きたい】静謐なお寺の境内で、心静かに過ごす夏休みはいかが?
FASHION HEADLINE / 2014年8月14日 18時0分
花火大会にセールにフェスと楽しいイベントが満載で、夏休み中はとかく財布の紐が緩みがち。人生を彩る豊かな経験ができる分にはいいけれど、散在しすぎて金欠に陥ると、節制すれば良かったと後悔することだって無きにしもあらず。
日頃の無駄使いを思うと、お盆に帰ってくるご先祖様に対して後ろめたい気持ちが否めないという人は、ここらで一度、余分な煩悩を取り払ってみてはどうだろう?
とはいえ堅苦しい講義などは抜きだ。なんたって楽しい夏休みだもの。ゆったりとした気分を満喫しながら、自分を内省する道を選ぼうではないか。
そこでおすすめしたいのが、東京メトロ日比谷線・神谷町駅前に立地する、浄土真宗本願寺派の寺院・光明寺(東京都港区虎ノ門3-25-1)の境内にある「神谷町オープンテラス」だ。
「お寺や仏教をもっと身近に感じてほしい」との想いから僧侶達が始めたこちらのお寺カフェは、平日9時から17時に自由に利用することができるため(臨時休業あり)、昼休みの時間をここで過ごすという近隣OLも多数存在するのだ。うれしいことに、飲食持込自由(持ち込んだ容器やゴミはすべて持ち帰ること)。利用に際して料金をいただくことはないという。
また、水・金曜日の11時から14時には茶菓でのおもてなし(無料)が行われる他、木曜日の11時から14時には「傾聴時間」を設けており、現役の僧侶が来訪者の話を聞いてくれる(いずれもウェブ予約優先)
おもてなしは11時、12時、13時の各回50分構成で、定員は4名。仏様にお供えしたお菓子が供されることもあるという。「傾聴」は1組限定で、希望に応じて本堂やテラスでじっくりと話をきいてもらうことができるのがありがたい。
オープンテラスは今年で9年を迎えるが、その間にもたくさんの悩める人々が、この場所で心を解放してきた。
「訪れる人との心と心のつながりを大切に、これからも地道に続けていければと思っている」という僧侶の言葉同様に、着飾っていないがゆえの居心地の良さがここにはある。
寺ならではの景観を楽しみながらゆっくりと流れる時間を満喫した後は、御本尊への焼香・合掌を行うのがこのお寺カフェでのスタイルだが、帰る頃には自然と手を合わせたくなっているから不思議。心が洗われ、すがすがしい気持ちで帰路につくことができるのだ。
土・日曜日・祝日は休み。法要等による臨休あり。※お盆中は利用不可。おもてなしは8月20日から再開。
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