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新宿伊勢丹が東京の若手ブランド特集。“暴かれたい帽子”“食パーカー”など

FASHION HEADLINE / 2014年8月16日 15時0分

新宿伊勢丹に来場したルプコのデザイナー中川美智子氏

伊勢丹新宿店本館2階センターパーク/TOKYO解放区は、東京の新人デザイナーに焦点を当て、彼らの新作秋冬アイテムを販売している。8月25日まで。

今回フォーカスされるデザイナーは、「ヌケメ(nukeme)」のデザイナー・ヌケメ、「ハトラ(hatra)」の長見佳祐、「ルプコ(RPKO)」の中川美智子、「デザインコンプリシティー(Design Complicity)」の小暮史人、「ノントーキョー(NON TOKYO)」の市毛綾乃の5人。

ヌケメは「メディアとしての洋服、手触りのあるコミュニケーションツールとしての洋服」がブランドコンセプト。会場では、彼の代表作であるヌケメ帽(4,306円)を販売。キャップのフロントには、詩人で写真家の辺口芳典の散文の一部(「暴かれたい」「ぱぶりっく」「アイドンノー」などの不可解な文字)が刺繍されている。この帽子は東京の他、大阪・ロンドン・ベルリンでも販売され、彼のシュールなコミュニケーション方法は世界でも好評だという。また独創的な表現はメディアでも支持され、2012年、ミシンのシステムエラーを意図的に発生させる“グリッチ”(Glitch)刺繍の作品は、第16回文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦作品に選出されている。

ハトラの長見佳祐は、2010年、自身のブランドを立上げ、カジュアルな位置づけのパーカカテゴリーにブランドイメージを集約させることで、新しく上質な“嗜好品としてのパーカ”というジャンルを確立。会場では伊勢丹限定のオートミールカラーのジップ付パーカ(3万3,000円)を始め、口元の近くに可愛いケーキやぶどう、さくらんぼ、お団子のフード(食)の刺繍もあるヌケメとコラボしたパーカー(3万7,000円)もそろえる。

ノントーキョーは、元「バナルシックビザール(banal chic bizarre)」の市毛綾乃が14SSからスタートしたブランド。今シーズンのテーマは、「Madonna of the battlefield(戦場のマドンナ)」。これは朝鮮戦争の頃、朝鮮半島に展開していた米軍の慰問に訪れたマリリン・モンローがモデル。会場では男性的ミリタリーアイテムや兵士の前でステージに立ったドレッシーな女性的スタイル、大人女性のためのリブスウェット(2万4,000円)に見られるようなストリートウエアまで幅広く紹介されている。

ルプコの中川美智子は、繊細でかつ大胆、異素材の組み合わせを得意とし、女性だからこそわかる着心地を追求したブランドを2014年に立ち上げた。会場では袖だけがニットのブラウス(2万8,000円)、スウェット(1万4,000円)、Yシャツ(1万6,000円)を紹介。ブランド名の「ルプコ」とは、ロシア語で“明るみ”や“鮮烈”という意味で、“あなたのその一歩を明るく光に導いて少しだけ背中を押すスタイルを”という想いが込められている。

デザインコンプリシティーの小暮史人は、1枚の布から平面と立体を合わせた独特なパターンが作り出す男女兼用ともなるシルエットが特徴。今回は、カジュアルだがスタイリッシュなライトグレーやダークグレーのスウェットのロングジャケット(3万円)を販売する他、伊勢丹限定色のネイビーも販売。小暮は「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のチーフパタンナーを努めた後、2011年に自身のブランドを立ち上げた。ブランドのコンセプトは“丁寧に生きるためのツールとして、服を通じてそれぞれの生活をデザインすること”だという。

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