132 5. ISSEY MIYAKEの15SSは「丸」。メンズも拡充

FASHION HEADLINE / 2014年8月26日 11時0分

132 5. ISSEY MIYAKE 15SSコレクション

三宅一生とリアリティ・ラボ(REALITY LAB)チームによる「132 5. ISSEY MIYAKE」は15SSコレクションで、サークル(CIRCLE)=「丸」からインスピレーションを受けたデザインを提案する。

様々な形を研究する中で、前回の「三角」に続くものとして「丸」をデザインや織り構造の中に取り入れることに挑戦。2010年11月にプロジェクトをスタートして以来提案している直線的デザインや鋭角的なシルエットとともに、女性らしい曲線的なフォルムやドレープを強調したデザインを提案することで新たな印象を与えている。

折り紙数理の筑波大学三谷純准教授のコンピュータープログラミングによって三宅の原点である「一枚の布」から生み出された複雑な3次元の立体構造は着物のように畳むことで再び2次元の平面に戻り、更に人が着ることで時間や次元を越えるという意味をブランド名に込めた132 5. ISSEY MIYAKE。スタートから12番目の提案を意味する今回の「No.12」は円から展開。「No.9」で提案した正八角形の3D(立体)折り紙を四つの折り線を持つ円形に展開した後、平面にした円からジャケット、ブラウス、ドレス、パンツをデザイン。

超音波自動裁断機で同じサイズの円形を数枚裁断し規則に沿って数ヶ所を縫い止めるだけで服になる円形の3D折り紙シリーズは、丸い織り構造線を取り入れることによって、平面に畳むことが出来るだけでなく、軽やかで自然な空気感のあるデザインに仕上げている。

素材は、同ブランドがスタートから使っている帝人フロンティアと開発した、再生ポリエステルと共に、新たに麻と混紡したポリエステルを使用。新素材は経糸を再生ポリエステル、緯糸を通常のポリエステルと麻にすることで、物性を安定させているため、家庭の洗濯機での洗濯も可能で、天然繊維の風合いを持ちながら、速乾性も兼ね備えている。ポリエステル65%、麻35%とポリエステル87%、麻13%の2種類があり、春夏らしい軽いアイテムからアウターまでさまざまなアイテムに使用している。色はブルーやベージュなど素材感を活かしたナチュラルなものが中心だ。

また、今シーズンからはメンズ「132 5. ISSEY MIYAKE MEN」を各月で展開する。メンズウエアはこれまで東京・青山のリアリティ・ラボ・イッセイ・ミヤケのみで販売していたため、70年代のパターンをベースにした再生ポリエステルのコートやシャツ、パンツなどデザインも限られていた。今回からはメンズとしては初めてとなる織り構造を取り入れたボトムスやレディースと同様にポリエステル麻を使った半袖シャツ、切り替え線を斜めにずらすことでねじれた構造をフラットにした麻混のパンツ、ショート丈のコートなど、アイテムやデザインのバリエーションも広げた。

その他、バッグもシリーズとしての展開をスタート。バッグは毎シーズン新たに登場する立体折り紙シリーズの構造を元にしているため、服と同様に毎回構造が変わり、そこに過去に提案した構造を応用したものが一部加わるという形だったが、今回からはこれまで「No.1」から提案してきた12の構造をベーシックスタンダードとし、バッグ・小物ラインとしてシリーズ化。服だけでなく小物を取り扱うショップでも販売するなど、展開の幅も広げていく。

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