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1万人のラインダンスでギネスに挑戦。元タカラジェンヌ汐美真帆に聞く、日本を笑顔でつなぐプロジェクト

FASHION HEADLINE / 2014年8月30日 10時0分

元タカラジェンヌの汐美真帆さん

11月1日、宝塚大劇場の武庫川河川敷でギネス世界記録への挑戦が行われる。2014年は宝塚市にとって、宝塚歌劇団創設100周年、市制60周年、手塚治記念館設立20周年を迎える「トリプル周年」にあたる。この記念すべき年に、新たな記録に挑むのは、一体どんな人たちなのだろう。

その答えを教えてくれたのは、宝塚と大変縁が深い女優・汐美真帆。宝塚市出身で、元宝塚歌劇団の男役、現在は舞台女優としてだけでなく、ヨガやジャズダンスの指導者としても活躍している。

取材に訪れたのは、普段、汐美がダンスやヨガを教えている立川のレッスンスタジオ。「こんにちは」と朗らかな笑顔で迎えいれてくれた彼女は、爽やかなライムグリーンのレッスンウエアを着ていた。この日もギネス世界記録へ向けてのレッスンが行われていた。小学生の子供たちからその親世代まで幅広い年代の女性がスタジオに集い、一緒になってラインダンスを踊る。

「1万人のラインダンス」と名付けられた同イベントは、宝塚市「子ども委員会」の発案によるもの。現在のラインダンスにおけるギネス世界記録である2,569名を大幅に超える1万人超えに挑もうというのだ。

宝塚市民はもちろん、全国津々浦々から参加表明してほしいとの想いから、汐美は、東京から参加する人のために無料でレッスンを教えている。

「実は、私自身、ラインダンスを踊るのは95年の(宝塚歌劇団)研究科5年に在籍時以来なんです。ラインダンスは名前の通り、“人と人がつながる”ダンスなので、手をつないだ相手の動きの邪魔しないように、メンバーみんなの動きがキレイにみえるように踊るものだから、自然と思いやりの心が芽生えるのもステキですよね。

しかも、今回の挑戦には石巻の中学生11人も参加したいと言ってくれています。きっかけは、数年前に震災支援で女川に行った際の中学校の先生との出会いです。その先生が石巻に転勤された先の11人の生徒と、宝塚でラインダンスを一緒に踊りたいという想いを抱いています。今は、その遠征資金の募金活動を必死に行っているところです」

兵庫と宮城はともに震災を経験した土地であることからも、汐美の想いは並々ならぬものがあるのだろう。インタビューに答えるいきいきとした表情から、彼女自身が、今回の挑戦を通して様々な人との触れ合いを楽しんでいることがよく分かる。

彼女のその気持ちはもちろん、レッスン受講者たちにもしっかりと届いている。

「私は運動が大の苦手だったのですが、汐美さんのレッスンならと思って受けてみたところ、歌って踊ることの楽しさに目覚めました(笑)」「イベントには息子と旦那と一緒に参加予定なので、私が家族代表で受講しにきています」「宝塚のファンなんで、勝手に娘役になった気分でレッスンを受けさせていただいています」と受講生1人ひとりが笑顔で話すのを見ている汐美もとてもうれしそう。

「とにかく楽しんでやることが第一ですよね。イベント当日にもご縁ができて、いろんな人たちとつながっていく場になればいいなと願っています。そしてそれがきっかけで、日本中がつながっていくことができたら、本当にステキなことですよね」

イベント開催まであと数十日。興味のある方は、「宝塚1万人のラインダンス」公式webサイトをのぞいてみてほしい。

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