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三陽商会ラブレス、京都初出店。京都らしい細長フロアに限定鴨ダウン

FASHION HEADLINE / 2014年8月31日 21時0分

ラブレス、京都発ショップがオープン

三陽商会が8月30日、セレクトショップ「ラブレス(LOVELESS)」を京都初進出となる路面店をオープンした(京都市下京区四条通御幸町西入奈良物町368-1)。売り場面積約450平方メートルで、西日本では最大規模となる。

同店舗は、1階ウィメンズ、2階メンズ、3階VIPルームの3フロア構成で、1・2階は共に約198.3平方メートル。京都らしい間口が狭く、奥行きがある細長い造り。エントランスには吹き抜けが設けられ、インパクトあるシャンデリアが下がる。空間は代官山店などの古城や宿営地などをイメージしたインテリアを踏襲した。ゆっくり時間を掛けて洋服選びを楽しんでほしいとの想いから、フロアにはソファを配し、試着室は他店の平均値より大分広めに設計。また、1階レジカウンター横にはバーカウンターを設置し、商品購入者にはドリンクをサービス。内装には一部本物の植栽を採用し、温かみのある雰囲気を演出する。

商品は、「ラブレス」や「ギルドプライム(GUILD PRIME)」などのオリジナルブランドの他、「MCM」「カルヴェン(CARVEN)」「アレクサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」「バルマン(BALMAIN)」「SEA NEW YORK(シー・ニューヨーク)」「アトウ(ato)」「アームド(ARMED)」など国内外のブランドを数多く展開。ウエアの他、アクセサリーや服飾雑貨もとりどりに扱い、価格帯も幅広くそろえているのが特徴だ。

こうした試みについて対して、同社セレクトショップ事業部クリエーティブディレクターの鶴(雨冠の下に鶴)博幸(かく・ひろゆき)氏は、「ゆったりした気分で買い物を楽しんでもらうことを第一に考えて店作りを進めた。また、従来のファンの要望にも応えつつ、プロの目で選んだ旬のブランドも取り入れることで、新たな価値をもたらしたかった」と説明。同時に、より良いものを客に提案するための必須要素としてのホスピタリティーにも磨きを掛けるなど、顧客を増やし、「また来たい」と思ってもらうための努力も惜しまない。

また、昨今ではアメリカや中国、ヨーロッパからの旅行者が来店することも多いとのことで免税にも対応しているが、今後は更にインバウンド重要対策を強化していきたいという。

オープンを記念して、京都店限定アイテムも各種販売。メンズは、「LOVELESS京都 限定Tシャツ」(白・グレー/各6,400円)、「LOVELESS 京鴨カムフラージュダウン」(5万8,000円)、「EVERLAST×LOVELESS 京都限定メンズスウェットライダース」(1万9,800円)の4点。ウィメンズは、「LOVELESS京都 限定スウェット」(9,800円)、「LOVELESS京都限定 カムフラージュトート」(2万7,000円)、「LOVELESS 京鴨カムフラージュダウン」(6万9,000円)、「EVERLAST×LOVELESS 京都限定レディーススウェットライダース」(1万9,800円)の4点をそろえる。

“京都らしさ”を意識してラインアップに取り入れた京鴨ダウンは、本来であれば破棄するはずの食用鴨の羽を使用して作成。品質がよく、保温性もかなりのものだという。

三陽商会の準基幹事業に位置付けられたセレクトショップ事業。次なる展開として、初の東北進出となる仙台への出店を目論んでいるとのことだ。

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