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トランジットとTSI、NY人気ベーカリーを日本導入

FASHION HEADLINE / 2014年9月17日 22時0分

ドミニクアンセルベーカリーが来春オープン

トランジットジェネラルオフィスとTSIホールディングスは、共同出資で「ディーエイビイペイストリー(D.A.B.PASTRY)」(以下D.A.B.ペイストリー)を設立。9月17日に事業発表を行った。

D.A.B.ペイストリーは、ニューヨークで大人気のペイストリーショップ「ドミニクアンセルベーカリー(DOMINIQUE ANSEL BAKERY)」に関する日本での事業展開を目的としており、同店舗とのライセンス契約を締結。商標権を獲得し、商品開発や技術指導などを共同で行っていく。

ドミニクアンセルベーカリーは、2011年にNYでオープンした後わずか4ヶ月のうちに「Time Out New York」で「Best New Bakery of 2012」を受賞するなど、数々のメディアで賞を獲得したペイストリーショップで、連日200人ほどの行列ができる人気店。D.A.B.ペイストリーにより、NY店に続く2号店が来春東京にオープンする運びとなった。

トランジットジェネラルオフィス代表取締役社長の中村貞裕氏は、「昨年のファッションウィークでNYを訪れた際に同店の存在を知り、実際に足を運び早朝から5時間並んだ。日本でのビジネス展開の可能性を強く感じたが自社の規模では実現が厳しく、TSIホールディングスの三宅社長に相談したところ合併会社の話しが出て、そこから日本での事業展開へと乗り出した」と経緯を説明。TSIホールディングス代表取締役会長兼社長の三宅正彦氏は「トランジットとはジルスチュアートカフェを始めとしてカフェの協業展開をしてきたが、自社の飲食事業本格参入にあたり、中村社長と新規事業をスタートできたことは非常に喜ばしい。新しいカルチャーやスタイルの開発を進め今回の事業を成功させたい」とコメントした。

ドミニクアンセルベーカリーのオーナーシェフ・ドミニク・アンセル氏がこの日のために来日。「NYの店舗では各国からの旅行者の姿が目立ち、よりフレッシュな状態で食べてもらいたいと思い、海外出店を決断した。2号店を日本に選んだのは、インスピレーションを与えてくれる国であり、ゆったりとした雰囲気も自身に合っていると感じたから。東京では独自の展開をしていき、いずれNYからも足を運んでもらえるようなお店にしていきたい」と話した。

また、D.A.B.ペイストリーの代表取締役に就任した濱田博人氏と取締役の岡田光氏はそろって今後の計画を発表。日本での第1号店は、人気の飲食店が並ぶ表参道エリアで、495.9平方メートルほどの大型店舗として出店する予定。表参道をフラッグシップショップと位置づけ来店客の反応を見てから、今後首都圏を中心にインショップという形も含め2号店以降の出店計画も練っていきたいとのことだ。

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