自らのタブーに挑戦するヨウジヤマモトのエロス【15SSウィメンズ】

FASHION HEADLINE / 2014年9月30日 19時0分

ヨウジヤマモト 15SSウイメンズコレクション

「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」は9月26日、パリファッションウィークで15SSウィメンズコレクションを発表した。

初めに登場したのは、ストラップドレスに布をレイヤードし、左右非対称なジャケット、シャツなどを組み合わせた白と黒のルック。布が重なる間から肌が見え隠れし、危うげなムードだ。

ここ数シーズン自らのタブーに挑戦してきたデザイナーの山本耀司だが、今コレクションでは、彼なりのエロスを表現。これまで、マスキュリンなウエアであえて身体を隠ことで強調される、女性らしさやセンシュアリティーを追求してきた彼にとっての新しい挑戦だ。

アイコニックな黒のルックにも透ける素材を多用し、ジャンプスーツやボンバージャケットがセクシーな表情を見せる。紙の繊維を用いた生地は優しく透け、独特のハリ感でやわらかなテーラードスタイルを実現。エプロンドレスの後ろ姿からは脚が露わになり、布を割いて編んだウエアも素肌に纏う。テーラードジャケットは背中やサイドがカットされ、オーバーオールやコートはジッパーを開けて危うげなスタイリングで提案した。

ところどころ透けたり、格子の枠だけ残るチェックの生地は、ネット状の素材に、手のひら大の四角いシフォンをパッチワークして重ねたもの。理想のバランスを求めて、ショー直前まで手直しを続けたという渾身の作だ。透ける花柄の生地は、サテンの表面を溶かして柄を描いた。

伝統的な手仕事も取り入れている。ジャケットにパッチワークされたのは、タイの少数民族によるビンテージの手織り布。オーバーオールのストラップには、インドのメタル刺繍が施された。

最後はブーケに包まれた白いマリエ。唐突とも思えるこのラストルックは、山本耀司ならではのウィットだ。

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