ヨウジ・マックイーン経た日本人による“本物志向の服”「ELZA WINKLER」デビュー【15SSウィメンズ】

FASHION HEADLINE / 2014年10月31日 10時30分

エルザ・ウィンクラー15SSコレクション

デザイナー・中井英一朗によるウィメンズブランド「エルザ・ウィンクラー(ELZA WINKLER)」がファーストコレクションを発表した。

15SSテーマは、ブランドコンセプトでもある「Classic and Creative」。“クラシック”は完成度にこだわった究極のミニマル、“クリエーティブ”はデザイナー自身が海外で培った技術を最大限に生かした新しいデザインの追及、という意味を込めたという。

中井は、現・文化ファッション大学院大学卒業後、「ヨウジヤマモト(YohjiYamamoto)」入社。「アトウ(ato)」のチーフパタンナーを経て渡英。ロンドンでは「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」にて、サラ・バートンのもとでシニアパタンナーとしてほとんどのコレクションラインのジャケットを担当した。そのビッグメゾンで培った技術経験をもとに、完成度の高い仕立てに重きを置いた服を作る本物志向のデザイナーだ。

今回、「妥協したものは一切見せたくない」という理由からアイテム数をあえて絞り、完璧に仕上げたもののみを披露。ほぼ自身でパターンから縫製までを行い、シャツ、トレンチコート、スーツ、ドレスなどミニマルな美しさを放つアイテムで勝負した。

トレンチコートは「バーバリーを超えるものを作りたい」(中井氏)との意気込みで仕立てられた本格的な仕様。コットンのゆったりとしたシャツワンピースは素材と分量に合わせ折り伏せ幅を太目、裾に見返しを付け、ボリュームを出している。対照的に同型のシフォンシャツは縫い代を細く、裾は三つ折りで素材の軽さを生かした。テーラードジャケットはウエストを極限まで詰め、美麗なくびれを創出。くった胸元、フレア気味な裾とあいまり、女性美を強調する。イブニングドレスはミニマムな表情だが、適切な位置での切り替え、タックで隙のないエレガントな表情を作り出した。少ないアイテムながらもブランドの意思を強く感じるコレクションに仕上がった。

今後展示会、SNSなどを通じて日本だけでなく、アジア更には世界へ向けての発信も視野に入れる。ビジネス面は小学校1年生の頃からの友人の司法書士が見るという。物作り、ビジネス共に今後の発展が楽しみなブランドだ。

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